ごく普通の目立たない『陰キャ』な男子として、平和な高校生活を過ごすはずだった主人公。
ですが、ある出来事を境に、彼の日々は大きく変わりました。
学校一の美少女から寄せられる恋心。
学校生活の安泰を陰から守る『秘密』のクラブ活動。
加えて、それらと並行して主人公を待ち受ける、個性豊かな少女たちとの賑やかで甘酸っぱい日々。
そして、主人公自身が抱え続ける『秘密』もまた、物語に大きく関わっていきます。
幾つもの秘密、幾つもの想いが入り混じる、スリル満点な青春の日々。
並行して描かれる様々な物語が、テンポの良い文章によって読み手を引き込ませます。
さて、主人公が挑む今回の『依頼』は……?
1話~10話読んでの感想です。
静かな午後の教室、誰にも言えないやりとり、そしてふとした偶然から始まる関係。
本作は、そんな“ふつう”と“ちょっと非日常”のあいだを、絶妙な温度で描いた物語。
あまじょっぺえなあ、という感想とおもしれぇという感想がぐるぐるするね!
飾らない主人公の一人称で語られる日々には、
ちょっとした会話や表情の揺らぎから、
読者だけが気づける“何か”が潜んでいて、つい読み進めたくなりますね。
登場する女の子たちはそれぞれに魅力的で、
ただ可愛いだけじゃない、どこか不器用で、素直じゃなくて、でも確かに優しい。
そんな言葉では言い表せない“距離感”が、たまらないですねー
気づけば、続きが楽しみで仕方がない作品です。
静かに過ごすはずだった高校生活は、突然の「デートの誘い」で大きく動き出す。
地味な高校二年生・秋葉康生は、ある日、学年一の美少女・星見空音に声をかけられる。しかもその日は、誰にも言っていなかったはずの誕生日。戸惑いと高鳴る心を抱えながら、秋葉の日常は少しずつ揺れていく。
だが、彼にはもう一つの顔があった。
それは、学校の裏側で極秘に活動する放課後倶楽部の一員。
今回の任務は――とある男子生徒の闇を暴き、救えなかった誰かの未来を守ること。
冷静沈着な天才少女・桐瀬桃乃とのコンビで挑む潜入調査。
ラブホテルでの偽装カップル作戦、録音と追跡、感情と理性の揺れ動く時間。
次第に見えてくる、桐瀬のもう一つの素顔。
そして、正義でも恋でも割り切れない、胸の奥のざわめき。
恋か、任務か、それとも……
「秘密の放課後」が、今、誰かの運命を変えていく。