私の結婚は何かおかしい〜お金で買われた妻なのに、夫の溺愛がとまりません！？〜

不遇な環境を脱し、イケメンから求婚され愛をささやかれる溺愛ものだが、会った覚えがなく、惜しみなくお金を使われ困惑する、という筋立ては珍しく、面白い。
スケールの大きい行動は突飛に見えるが、きちんと愛を伝えようとしてくる。
そんな夫クラウスを受け入れることができるのか？

お金に振り回されつつも、ルーチェが幸せになれるのか、気になったらぜひ読んでみてほしい。

実家の借金を肩代わりするために、婚約をすっ飛ばしてルーチェを妻にしたクラウス・バルト伯爵。
この結婚に愛などないと思いきや、ルーチェに下の名前で呼んでほしいと願う溶かされっぷりから好感度の高さがうかがえます。

実は、クラウスにとってルーチェは特別な存在で、ずっと妻にしたいと願っていたようなのです。しかし、ルーチェは身に余る溺愛を受ける理由が思い当たらず、規格外の愛の示し方に翻弄されてばかり。
店ごと買う、土地を買う、セレブにしか用意できないプレゼントを贈ろうとするなど、あまりにも壮大すぎるクラウスの行動に読者も慌ててしまいます。クラウスのルーチェへの思いの深さに、くすりとさせられることの連…続きを読む