暁の秋夜に、君は、眠る。-華夢

これは、昔々、私が、男の子から女の子として、生まれた時の話。

それは、不思議な世界…。

ちょっと、ロマンチックな、物語。

「不思議…。靉流」

「-…なななっ、楸ちゃん？」

「鳴呼、久しぶり。随分、姿が、変わって。で…大叔母様は？」

「これは、仕方ないな。母様は、こんな姿の僕を、咎めたりもしない。それは、前世で、関わっているせいかも…。だけど、父の情報を聞いている。凄く『美人ですわ。私が、犯したいくらいに』と、言っていたんだけど、最近、母様の趣味を、疑う…』

曾て、許嫁だった彼は、恐怖に、満ちる。

母親の、企みとも、知らずに。

“大叔母様、恐いです”。

頑張れ、アズ。

生きるんだ、アズ…。

例え、鼻血だものとしても。

※少しBLちっくですが、血要素及び、グロい表現が、…続きを読む