第3話:暑い、暑すぎる砂漠の真ん中で叫ぶ父の想い。(炎夜side)

-某国·砂漠


炎天下の中、何が、見えたって、アラビアンナイトに出てくる踊り子の姿だよ。

よく、娘が、聞いていた某ゲームの主題歌である『●香の●●●』が、出てきた。

まぁ、乙女ゲームなんだけどね。


砂漠で見るヤツって、ヤバいあれかな?


走馬灯ってやつ。


「夢の中で、見える綺麗な女性が、微笑む瞬間、凍てついた刃が、飛んできそう」


娘の内緒に、盗んでまで、やるんじゃなかった。

恋愛シュミレーションゲーム。所謂、乙女ゲーム。しかしながら、携帯にまで、存在するとはね。

便利な時代になったよ。


「砂漠でも、繋がる有り難さ。この際、愛する妻みたく…携帯を便利な道具として、魔具あたりの物に変換させておくんだったな」


凄く、便利かつ、魔術使い放題!


世に…。


ギガとか、Wi-Fiに、影響出ないのかは、不明だけどね。

今の時代なら、行ける気がする。


「夜に咲く花を探しに来たけど、調べによれば、一雫の露を垂らせば、凄く…甘い匂いがするって、聞いたけど、僕の第二楽団長は…何処に、行ったのぉぉぉ」


あの、自由気ままな猫みたいな性格をした兄貴肌に見えて、実は、黒い羽を生やした小悪魔だから。


-…ドシアル。


『炎夜、俺は、言ったぞ。神の力に目覚めていないお嬢ちゃんの為に…家に、残れと…』


あの、猫被り。


素は…。


バリバリのネコな癖して。


性癖的にMだろう。


俺的には、そう、思っているんだけど、実際、どうなのかは不明だ。


「闇亜は、確かに、神の力を使えない。使えないけど…冥界語は、得意なんだよね…。誰の影響かと、聞かれれば」


多分、前世が、影響しているんだろうけど。あの子は、一言も話さないんだ。

どいゆう感じだったのか、教えてもくれない。

ただ、たまに、怪しいのは、解る。






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