クロスロード～未来のオレ、学年一美少女の彼氏

短編だったのでサクッと読んで次行こうと、軽い気持ちで読んだのに、おもしろすぎました。
「読む選択」しかない作品だと思います。
しかも、最後、普通に真面目に人生が総括されてるから、すごいなと思いました。

17歳の男子高校生が、自転車に背後から追突される直前に時が止まり、神さま（名前はまだない）から「人生の選択」ができる能力の営業を受け、1,000円のコースを購入。
壺売ってくる新興宗教の勧誘を神さまからされるかたちです。

選択肢が現れるたびに心臓が「キューン」となるため、ライフが削られるようですが、主人公は無事よき人生を歩めそうでなによりです。

「人生の選択」例がおもしろすぎます。
素晴…続きを読む

　取りあえず、笑えました。そしてラブコメ要素もあって、面白かったです。そしておそらくハッピーエンドであろうラストも、良かったと思います。

主人公が憧れる同じ学校の少女は、高嶺の花ともいいますか、他の男子生徒は告白できない感じでした。

不思議な選択肢を選んでいくうちに、どれが正解でどれが間違いだったかというよりも自分に勇気を持って進んでいくことを学ぶ。

中々進展しない二人ですが、あまりベタベタどろどろされても私は苦手なので、ある意味爽やかでした。

読後感のいいものです。

是非、ご一読ください。

人生の岐路。
それは未来を変える選択の瞬間。

学校からの帰り道、主人公は自転車のばあさんに轢かれそうになる。
尻と自転車が接触する寸前、時は止まり自称神の声が響いた。
神が主人公に提示した選択肢、それは？

ギャグあり、教訓あり、ラブコメありの秀逸な小説です！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（261文字）

「未来のオレ、学年一美女の彼氏」どういう意味だろう？　と思って読み始め、読み終わると納得です。

ギャグで笑わせてもらい、人生の含蓄もちょっとあり、ハラハラ読みつつ、読了感も良いものです。

ハラハラはね、このぶっとんだ神様がしめす選択肢がね、もう、ハラハラするからです（笑）

簡潔で読みやすい小説作品です。


人生の岐路に立った時、様々な選択肢の中から一つを選べる有利な立場にいたとしても、正解に近い選択ができるという保証はない―そんな教訓を与えてくれる作品だと考えます。


読者の皆様にお勧めします。

ある日、世界の時間が止まって選択肢画面が現れる能力を授かった主人公。
この能力により大切な選択や、人生の岐路で間違いを犯さなくて済むようになる！　と思いきや、現実はそんなに甘くはなかった――！

コメディとしても秀逸です。
でも人生の選択肢という考え方について、答えが与えられる最終話は、なかなか考えさせられます。
選択肢とは可能性。
その可能性を作っているのは、自分自身なのかも知れません。

タイトルになっている「学年一美少女」と、果たして主人公が付き合えるのか、ぜひ見届けてください！

カットイン演出で視界を遮られると困るが、そう言うふうに決断を要求しに割り込んでくる人も多くて、大体あってる。
とか思って読んでいた。
ハッピーエンドならとりあえずいいんじゃないかな。

大変よろしいと思います。