描かれる人物像が明確で、すごく分かりやすく作品に入っていけました。今VS過去、自由VS敷かれたレール、といった対比構造も見事だと思います。地の文での説明も、情報量が多い割に読みやすくて、各登場人物たちの置かれている状況、心情を端的に理解することができました。自分でも執筆をする身として、登場人物を二人以上にすると途端に書くのが難しくなるのですが、本作においては多くの登場人物が出てくるにもかかわらず、各人物の像がぼやけることなく描かれており、非常に参考になりました。
細やかで複雑な人間関係、神秘的な設定が見どころです!読めばきっと「何が起こっているのだろう?」、「こんなことある!?」と思うこと間違いなしです!是非どんな結末になるのか読んでみることをお勧めします!
一話を読んで、あ、これは一気読みしたい作品だなと思いました。世界観が好きだからです。人間模様も丁寧に描かれています。けれども結局話の続きが気になって、更新されるたびに我慢できず読んでしまいました。どっぷりと物語に浸かりたいので、もう一度読み直そうと思います。雨音が優しく響くような読後感で、私は好きな作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(256文字)
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