シンなる旅路

人の営みが一度枯れたところに、もう一度人を植えようというのはどういう話でも無理筋なわけだが、無理を通すのが冒険というものだ。
人の意地の物語。

大変いいと思いますよ。

読み進めると世界観に入り込めて面白い!!

主人公の壮大な旅路を描いた作品です。


簡潔で読みやすく、分かりやすい点が魅力だと思います。


読者の皆様にお勧めいたします。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（194文字）

主人公のリンには絶対的な強力無比な能力こそないものの、性格の良さや誰かとの関わり、機転を駆使して、様々な困難を乗り越えようとします。

強力無比な能力はないと言いましたが、それを超える何物にも代えがたい、誰かと繋がる力があります。
本作は「旅する物語」ですが、道中で様々な出会いをします。リンはお人好しで自分から問題に関わっていきますが、決して向こう見ずという訳ではなく、状況をうまく利用して問題を解決に導きます。
その結果として、信頼を得て、リンに仲間が増えていきます。まさに「旅は道連れ世は情け」。

今後、リンはどのような旅をし、何を目的に歩みを進めるのか。その果てに出会うものとは……？