概要
人類は風を祈りから命令に変えた。その罪を、ひとりの風使いが引き受ける
“世界が祈りを失うとき、最後の風が立ち上がる。”
なぜ人は、傲り、妬み、怒り、奪い、壊し続けるのか。
幾度もの滅びを越えてきた地球は、ついに“祈り”を手放し、
風さえ命令の道具へと変えられていった。
支配の風。憎しみの熱。
空は裂け、灰が降りはじめる。
そんな終わりの前で――
ただ一人、“祈りの形”だけをまだ胸に抱く青年がいた。
ロッカ・ハイルド。
祈りを知らずに育ち、
祈りに救われ、
祈りを失い、
それでもなお、人を守ろうとする青年。
だが地上には、かつて人類が造り、
祈りを失った世界が暴走させた
“恐竜骨格型AI兵器”が徘徊していた。
祈りなき風が生んだ、最後の脅威。
――そして、誰も知らない。
彼らが立つこの大地が、“どの時代の地球なのか”さえ。
ロッカが誰を守り、何を
なぜ人は、傲り、妬み、怒り、奪い、壊し続けるのか。
幾度もの滅びを越えてきた地球は、ついに“祈り”を手放し、
風さえ命令の道具へと変えられていった。
支配の風。憎しみの熱。
空は裂け、灰が降りはじめる。
そんな終わりの前で――
ただ一人、“祈りの形”だけをまだ胸に抱く青年がいた。
ロッカ・ハイルド。
祈りを知らずに育ち、
祈りに救われ、
祈りを失い、
それでもなお、人を守ろうとする青年。
だが地上には、かつて人類が造り、
祈りを失った世界が暴走させた
“恐竜骨格型AI兵器”が徘徊していた。
祈りなき風が生んだ、最後の脅威。
――そして、誰も知らない。
彼らが立つこの大地が、“どの時代の地球なのか”さえ。
ロッカが誰を守り、何を
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!祈りが命令に変わる時、風は人を裁く
『RETURN ― 風よ、赦せ』はな、「風」がただの自然現象やなくて、人の祈りや命令、そして罪と赦しにまで絡みついてくるSFやねん。
世界は乾いてて、灰が舞う。人が生き延びるために築いた技術や秩序が、いつのまにか人の心の奥――“支配したい衝動”とか、“赦されたい痛み”とか――を引きずり出してくるんよ。
読み味としては、戦場の緊張感がずっと地続きで、息を詰める場面が多い。けどそのぶん、「この世界で人が何を守って、何を失ってきたか」が、じわじわ身体のほうに染みてくるタイプ。
派手なSFギミックにワクワクしながら読めるのに、読み終えたら胸の奥に“重たい余韻”が残る。そこが、この作品の強さやと思う…続きを読む