第一章
一章 プロローグ
魔物にはその格を表す位階の他に退魔師たちによって付けられる「難度」が存在する。
難度は魔物の討伐難易度を表し、1から6の数字で表される。
難度1は野狐のように単体では人を喰うこともできず、主に負の感情を糧に生きる魔物たちであり、一般人でも対応できるレベルが相当する。2は武術など訓練された人間が対応するレベル。
難度3からは退魔師による対応が必要で、対応する退魔師は魔物同様に序列付けされた退魔師が退魔活動の管理、運営を担う「退魔局」による命令で討伐に向かう。退魔師の序列は見習いが5位となっている。
魔物の難度の事実上の最上位は5となっており、
難度1は伝説に残る大妖怪、怨霊が当てはめられており、この数百年現れてはいない。
対して退魔師の序列1位は、単独で難度5の魔物を討ち取ったものが任命されたり、退魔局によってその才能を見込まれスカウトされたりする。現在退魔師に存在する序列1位は権力や金での認定や才能を見込まれた物しか認定されたものしかいない。
二〇XX年一二月某日その日退魔局は数百年ぶりの難度6の魔物の出現を記録する。その魔物は、その日数十体の序列2位の強力な魔物やその他大勢の雑兵を連れてある場所へ進軍していた。彼らの目的の一つは、退魔師並びに退魔局への宣戦布告。そしてもう一つはその体質が極上と言われる退魔師の名家の一族をたべること。
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いきなり章が変わって申し訳ないです。
ちなみに魔物の正確な強さは、
魔物の難度3は見習い期間を終えた序列4位の退魔師3人分または序列3位の退魔師1人分
難度4は退魔師の序列3位5人分または序列2位の退魔師2人分
難度5は退魔師の序列2位8人分
難度6は正確な記録がないため不明
です。
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