一つ一つの物語の着地点が納得がいくもので、読み終わった後の爽快感がたまりません❢つまりオチが良いです❢オススメします❢
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(57文字)
四物語は、必ず四つ。それが追加の作法であるという。指数関数的には増えない。必ず、四つ。 この続きの四物語は、前回を凌駕する 禍々しい話ばかりが集まっている。 草で創られる穢れのヒトガタの話 神社に預かる禍々しい珠の話 亡念を詰めたランドセルの話 皮下に埋められた呪鈴の話嘘偽りは言わぬがハナ。どの譚も悍ましく救いのないものばかり。物語を行き交う人々は、果たしてこの輪廻から抜け出せるのかどうか。その目で見届けるも良し、耳目を閉ざし逃げるも亦良し。 但し、逃げられる保証はないけれど。
よく百物語の最後には、怪異が現れると言いますが、四物語の最後では、恐ろしい事が起こります。四物語の語り手は、嘘を吐くと罰せられますが、だからといって成功させても、最後に起こる事は防げないのかもしれません。怪談だけでなく、最後に何が起こるのかを想像して楽しめるのも、四物語の魅力だと思います。ぜひ、読んでみてください!
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