究極の禍話怪談、四つ。

四物語は、必ず四つ。
それが追加の作法であるという。
指数関数的には増えない。
必ず、四つ。
  この続きの四物語は、前回を凌駕する
 禍々しい話ばかりが集まっている。

 草で創られる穢れのヒトガタの話
  神社に預かる禍々しい珠の話
   亡念を詰めたランドセルの話
    皮下に埋められた呪鈴の話

嘘偽りは言わぬがハナ。

どの譚も悍ましく救いのないものばかり。
物語を行き交う人々は、果たしてこの
輪廻から抜け出せるのかどうか。
その目で見届けるも良し、耳目を閉ざし
逃げるも亦良し。

 但し、逃げられる保証はないけれど。


 

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