概要
番外編掲載中です。
村の少年と鳥と格好良いお姉さんと胡散臭いお嬢様?による、剣と魔法のある世界観のライトでコミカルでちょっとミステリーな冒険物です。
チートやざまぁやスローライフはありません。小匙程度の恋愛はあります。
ある日、村人ユウは自宅で成鳥と出会った。
鳥は元は人間で、二百年前に魔王を倒した勇者のパートナー、魔法剣士トリオルースだという。
トリオルース、通称トリオを人の姿に戻すために、長期休暇中のモラトリアムを満喫するために、親に流されるがまま旅に出(させられ)たユウ。
途中、勇者にそっくりなお姉さんと、どこからどう見ても胡散臭いお嬢様と出会いつつ、ユウとトリオを待ち受けるのものは一体何なのか。
レーティングは念の為。
他投稿サイトにものせています。
イメージイ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この旅路の先を目指して。
主人公ユウは影薄し。言葉通りに存在が薄い(人に認識されにくい)のですが、友人と呼べる者もいて、それなりに学校生活を送っています。なので暗い感じにはならず、ただ存在が薄い普通の男の子、という感じです。
彼の両親がまた面白いのです。息子を無視してガンガン話を進めていく両親ではありますが、ちゃんと愛は感じます。
この基盤があってこそのユウの冒険。黄緑色の鳥になってしまっている勇者のパートナー・トリオルースを人間の姿に戻すべく、長期休暇を冒険に充てることになるのです。
旅の途中で出会う、勇者にそっくりな短槍使いのお姉さん。富豪の娘の筈なのに謎すぎるお嬢様。三人と一羽の旅路で、ユウの中で疑問に思うこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ありふれた物語? 本当に!?
おとなしくて目立たない、本当に目立たない、下手をすると存在を忘れられてしまうほど影が薄い主人公のユウ君。小さな村でちょっと変わったご両親に育てられた普通の子。そんな彼が冷蔵庫に入っていた巨大な薄緑色の卵を見つけてしまったところから物語は始まる……
確かに一見するとタイトル通り「ありふれた物語」です。村のモブ少年が仲間達と変な鳥とともにある目的のために旅をするお話です。
しかし張り巡らされた伏線の数々は……これはもうミステリー作品のように完璧に計算され尽くして、最後まで出来上がっているとしか思えません。キャラクターの性格設定や言動まで計算して作り上げられていることでしょう。
その最たるも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人間が簡単に触れてはいけないかもしれない『卵』から始まるストーリー
周りが変だから、それを反面教師にして主人公は純朴な少年になるのか。
純朴は、そんな変わり者になぶられる素質なのか――。
魔王が倒された平和な世界。
いや、倒されたんだから平和でなくっちゃいけないんです。
だけど、親が変なモノ(卵)を拾ったばかりに、そうも言っていられない。
現代なら「せっかくの夏休みなんだし、ちょっと冒険でも?」くらいのテンションのナゾ理由で、少年は冒険へ送り出されちゃいます。
そう! 世界が平和であろうと、心の平穏は変な人たちによって乱されていくのです!
それだけならまだしも、道中、なにやらありそうな女性もメンバーに加わります。
ケンカするほど仲がいい騒がしい鳥と…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『ありふれた物語』というタイトルだけど、中身は『ありふれてない物語』
すでに魔王が倒されてしばらくたった平和な世界。
そこを旅することになったのはモブっぽい村人少年+かつての英雄のなれの果てな鳥さん+かつての勇者っぽい姿をした槍使いのお姉さん+胡散臭いお嬢様。
彼らが軽妙な掛け合いを振りまきながらの、ドタバタ珍道中、といったお話しです。
『ありふれた物語』というタイトルには表の意味と、裏の意味があったりします。
表の意味は、世界設定。
平和な世界で大きな事件などは起こらない、一般モブ村人少年の物語である、という意味での『ありふれた』です。
裏の意味は。
徹底して非テンプレに徹して、流行にも乗らない、独自路線を突っ走るという意味での、『ありふれてない…続きを読む - ★★★ Excellent!!!笑っている内に夢中になってる!
魔王が倒されて平和な世の中。
でも、少年は冒険にでなきゃいけなくなります。
理由は、不思議なしゃべる鳥と出会ったから……といっても少年が運命を感じて冒険に出るわけではございません。
出るのは嫌々、渋々です!
冒頭からちょっと不思議ちゃんな少年の両親が出てきて、読者を笑わせてくれるのですが、このお二人が元凶です!笑
いやいや、面白いご両親なのです!
なので、コメディタッチな作品ですが冒険に出る前から笑えるシーンがいっぱいです!
そんな笑えるシーンに魅了されていると、気付けば次々と進んでしまい、物語の内容にも夢中になっちゃいます。
私、二日で一気読みしちゃいました!
読み専さん、あな…続きを読む