人に気づかれない主人公と一羽と二人の不思議な取り合わせに引き込まれます

キッカケは父親の拾ってきた人の頭大の緑の卵。まさかそれが元で冒険に渋々出るハメになるとは……。

主人公の視点で物語は進みますが、主人公と薄紙隔てた感じがなく、より近く感じます。また人に気づかれにくいという特徴がいっそうそれを感じさせてくれる気がします。

賑やかな一行のやりとりが激しいながらも良い感じにおさまるのが小気味良く感じられます。

一緒に旅する鳥の喋り方もこの世界観にあって新鮮に感じられました。親近感を持たれる方、絶対います。

謎が一つずつ増えてくるので続けて読む気にさせられます。

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