概要
「愛される老人」を目指す人のつぶやきです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人生の不確実さに寄り添う哲学のすゝめ
この作品は、人生や哲学、日常の出来事を通して、深い洞察と軽妙なユーモアを交えながら紡がれたエッセイ集のように感じます。一見抽象的でありながら、どこか身近で、自分自身の思考を映し出されているような感覚に陥ります。「学びとは知的散歩である」という矛盾に満ちた言葉から、誰もが経験するジレンマや偶然性を鋭く捉えつつも、それをポジティブに解釈する力強さを感じさせます。また、「おたく文化」や「道徳」を題材にした章は、日本独自の文化的背景をユニークな視点で切り取りながらも、普遍的なテーマに昇華させています。
特に印象的だったのは、「人生に目的は不要だ」と語る部分。目標や計画に縛られることのない「生きるこ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!メートル原器の使い方( ;∀;)
例えばね、「嫌味」を人類で最初に発明した人は「哲学の祖」といっていいかもしれません(笑)。「嫌味」というのは悪い意味に捉えられてしまうかも知れないけど、正論では論破できない世界に光を与える部分があります。嘲笑、冷笑、皮肉、他者に向けられた言葉は、知的好奇心が強ければ強い程、最終的には自己に向けられてしまうのです。おわかりでしょうか、皆様。
さて、こちらのエッセイですが、タイトルの「落穂拾い」の意味を一考してから拝読されると楽しめます。
真っ先に浮かぶミレーの絵「落穂拾い」。案外知らない人も多いかも知れないし、見た事はあっても普通に見逃している人もいるかもだし、深くディープに考察している人…続きを読む