様々な異世界への案内人を勤める主人公が、同胞の成長のために一肌も二肌も脱いでいく異世界ファンタジー作品です。
主人公の暮らす世界は、様々な異世界との繋がりが続く非常に不安定な世界です。
均衡が崩れれば空間が破れ、バケモノが出現する。
そんな世界であるためか、世界の総人口も千人ほどしかいません。
デメリットだけを語るなら、誰もが忌み嫌うような世界の繋がり。
しかし、繋がっているということは、向かえるということ。別の世界ということは、この世界よりも優れた技術が存在するということ。
同胞たちが技術を学び取り、成長するため。主人公は今日も危険な旅路を案内します。
主人公の愛する世界は、どのような成長を遂げていくのか。
ぜひ読んでみてください。
異世界ツアーの案内人・コウの仕事は、職人を異世界へ連れて行き、技術を学ばせ無事に帰ってくることである。
今回は鍛冶職人のタカノと共に鍛冶の盛んな異世界へやってきた。目的は2週間で鍛冶屋に弟子入りし、技術を学び、『職人魂』というものを取り出すことである。
異世界では、他世界からや異物を排除しようと不運が働き、異世界の物を食べると不運が和らぐという。その不運すらも異世界での交渉ごとで有利に運べるように利用するコウ。
なんとかタカノが納得する人物に弟子入りが成功するが、その人物は2週間後に死ぬ、と言い出して――
感想:異世界転生ではなく、ツアーというところが面白い。また、「その世界の物を持ってきてはならない」「こちらの世界の存在を教えてはならない」など5つの制約があり、なかなか大変な仕事である。思わずコウを応援したくなった。
オススメです🔨