三十。円環への応援コメント
21〜30を拝読させていただきました!
「疾走」
話が早い(笑
政治わかんないからとりあえず殴った、って感じが最高です。政治がわからぬを後に持ってきたのも好きですねえ♪
「分別」
なるほど、と膝を叩きました!
タイトルも「分別」で、確定的なことを何ひとつ言っていないのもいいですね。しかし時期に、話しかけられたことが聞こえちゃうようになるかも?
「封蝋」
趣味は悪いですが……こういうトラップ型の呪物は大好物です♪
念がこもったものを笑うのは良くないです。ホラーというジャンルでは、たとえ140字でもしっぺ返しがきますから。。
「円環」
ミステリー好きとしては、脱出方法を考えちゃいますね。
変わり映えしない人生を変えれば終わるのか、何か終わらせるためのポイントがあるのか。
物語の序章感もあって好きです♪
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「疾走」は言うまでもなくアレのパロディなんですが、文章は全てアレから引っ張って来ております。通しで読むの初めてだったんですが、案外物騒な内容でした。たまにはこういうのもアリかな、と。
「分別」。いわゆる意味怖ですね。
140字だと自然とそうなりがちですが、読み取っていただけて嬉しいです。
確かに霊の力が強くなれば、いずれ聞こえるようになるかもしれません。その頃には、ゴミ袋の中身にも気づくことでしょうw
「封蝋」は、たまには真面目にホラーを書かないと!と焦りながら書きました。(後半はこのパターンが多い)
自分的にはそこまで奇を衒っておらず、凡作だとも思うんですが、これを気にいってくださる方もわりとおられるようで。こういう部分がホラーに向いてないのかも、私。
「円環」には、無限ループすることではなく、ループしてもしなくても変わらない人生の方が怖いという皮肉を込めました。社会人ってこんな感じですよね。何かを作ろうとしたり、趣味があると同じ毎日なんてあり得ないんですが……
二十。星砂への応援コメント
11話〜20話を拝読させていただきました!
「糠床」
鳴き声ひとつで状況が浮かび、「ええーーっ!?」ってなりました。
140字という制限の中で光るテクニックです! 「同じ面白さなら、短ければ短いほどい」と考えている私には、どこかで真似したいと思ってしまう描き方でした。
「満潮」
何が起点となって、この現象に巻き込まれてしまったのだろうってすごく考えました。砂に何かあったのか……うーん。怖すぎます。自分だったらこう回避する、というのができない怖さがありました。
「交代」
大好きな濃さのブラックジョークでした! 溶けてなくなる雪だるまの方がマシだぜ? っていう人生、意外と珍しくないのかもしれません。。
「新婚」
こういうの大好きです! 問題が発生しているのに、本人的には至って順調、みたいなノリ(笑
「星砂」
フジツボが骨にくっつている話を思い出しました。海の生き物は全く油断がならないです(汗
星砂が「生きている」という概念がなかったのですごく意表を突かれましたし、それだけにオリジナリティもすごく感じました。この字数でそれをやってのける梶野様、やはりさすがです! と唸ってしまいました♪
作者からの返信
引き続き、感想感謝です!
「糠床」は伏線がうまく用意できて、お気に入りです。
140字は表現限られますが、その中で決まると他にない切れ味が出ますよね。俳句とか短歌に近い感覚というか。もっと縮めればそうなるのかも。
「満潮」。なるほど、そういう恐怖の捉え方もあるんだと感心しました。確かに「自分ならこう逃げる」は読みながら考えますよね! 原因不明のホラーは、そういう意味でも恐怖なのだと覚えておきます。
「交代」は、ネグレクトに興味があってこんなネタに。雪だるまはたいてい平和でハッピーなイメージなので逆利用し、さらに性格の悪さ合戦になりました。我ながら捻り過ぎかと思いますが、気に入っていただけたなら幸い。
「新婚」はブラックテイスト幾分減らした口直しのつもりでした。書きながら「なんだこりゃ」と自嘲したのを覚えてますw
「星砂」はやっぱりフジツボの話になりますよね。なんで思い出さなかったのか……「星砂は生き物」は長く死蔵してたネタだったので、使えて嬉しかったです。全体的に「蠱読」はそんなのが多いです。
十。悪妻への応援コメント
自主企画へのご参加ありがとうございます!
10話まで読ませていただきました。どれも楽しかったです。
特に印象に残ったのは
「海亀」
タイトルが秀逸でした! そこで回収するのですね、と。
140字でわかる例のスープのお話ですね。ニヤニヤしちゃいました。
「歯科」
何をされたのだろうか。でクスッとしてしまいました。
いっそ美人さんが誰かは置いておき、何されたかの方が重要ですよね。実害がないといいのですが。。
「悪妻」
相談されちゃってるじゃないですか(笑
人形も異常だし、人形と相談している夫は確かに異常なのですが、妻のメンタルも振り切ってるんですよねえ。。
人形のことはスルーした上で、夫の方の相談をしているのも芸術点が高いです。面白い!
フォローさせていただきました。また続きも拝読させていただきます!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そして、企画お疲れ様です。例によってここプロさんの企画だと気づいてませんでしたw
「海亀」は、元の話を知らないと何のことだかさっぱりなのが難点ですが、総じて受けがよかったです。医者のサイコぶりが気に入ってます。
「歯科」で何をされたのかは、知りたい書くべきという感想もあったんですが、私はやはり想像におまかせするのがホラーでブラックかなと思います。口元隠してるせいか、歯医者の女医さんて美人が多い印象。
「悪妻」は、確か嫁にプラモか鉄道模型を捨てられて廃人みたいになった旦那、という有名な2ちゃん話が元ネタです。それらが戻ってきたらどうなるかなーと。
戻る人形を受け入れちゃう旦那と、受け入れられない嫁のシュールさが伝わったようで何より。
このシリーズは色んな怖さを狙った練習作で、全体的にブラックジョーク寄りになってしまいました。どうも私はそちらの方がぽんぽんアイデアが湧くらしく。
いわゆるホラーとは少し毛色が違いますが、気に入ってもらえたならまた読んでみてください。何と言っても読みやすさが売りなのでw
六一。隧道への応援コメント
隧道はトンネルと違って、特定の場所(地下鉄、墓、e.t.c.)に繋ぐためだけに作られるからこそ、その場所に愛着のある人や、その場所に恨みのある人が霊として残りやすいのかな?
他にも、「隧道」自体が安全性の観点からどんどん埋め立てられてしまって数が減っているから、忘れてほしくなくて具現化したのかも...
などと色々想像できて面白い話ですね!楽しませていただきました、ありがとうございます。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
企画への参加も感謝しきりです。追って読ませていただきますね。
あれっ、そうなんですか?
私はトンネルと隧道はまったく同じものだと認識していました。ググってみた限り、国土交通省のサイトでも同じという認識のようでしたし。
ただ、もしかすると古い言葉のニュアンス的にそうなのかもしれませんし、その解釈自体は浪漫があっていいですね。
昔、パリのカタコンベ(地下墓地)に入ったことがありましたが、確かに独特の温度と湿度があって、すごい雰囲気だと感じたのを思い出しました。
また何か思う所があれば、好きなようにお書き寄せください。
七二。万博*への応援コメント
リアルの大阪万博の方が色々な意味でエグ味負けてない、というか、もう空飛ぶクルマか何か知らんが斜め上を飛んでいる状況ですね。
能登地震から半年以上たつのに、復興どころか未だに家が潰れたまんま、現地はメタンガス噴出?で爆発事故発生、そんなところに学校単位で子どもを動員する計画、それも真夏に片道800m以上歩かせるらしい、狸狐の化かしも裸足で逃げる🏃ホラー展開。
企画、拝見しました。この辺誰か10倍マシマシにしてくれへんかなぁ🐾期待がめっちゃ盛り上がります!
作者からの返信
お、お久しぶりですね。
感想ありがとうございます!
いやー、私は現地人(兵庫だけど)なので、大阪万博関係のデマは全部一次ソースしか信じませんし、結論として通期パス買おうと思ってるところです。能登地震の穴埋めは横浜花博に言ってやってください。そっちのが近いんですからw
まーでも行く予定の人間としても、暑さとオーバーツーリズムが心配なのは確かです。この悪評で少しでも人が減ると楽でいいなとかはちょっと思います。現実は多分地獄なので、私は夜専とかになるかもしれません。
まーでも、次々出てくる問題?も、エンタメと思えばなかなか粒ぞろいですよね。リングのせいで中の工事無理!とか、ヒアリ発生!とかw 万博始まったら答え合わせしたいくらい。どうせマスコミはすっとぼけるでしょうから。
聞いた話では前回の大阪万博もマスコミにフルボッコで、太陽の塔は「大阪の恥」と言われてたそうです。
10倍で書いたらボリュームはかなり出そうですよね。誰か応募してくれるといいんですがw
百。蟲読(完)への応援コメント
思わず100話全てを、一気に読み耽ってしまいました。
筆者はとても地頭が良いのでしょう。
王道オカルティックホラーから、痛快なブラックジョークまで、読者に飽きを感じさせない幅広いジャンルのショートショートは、ホラー界の星新一か?とさえ思う程でした。
140字でホラーを体現するウィットに富んだ言葉選び、言葉遊びの難しさは物書きの端くれの端くれなりに理解しております。
また、締めの100話でキュッと背筋を立たせられたような、緩く拝読していた心にカウンターを食らったような気持ちになりました。
あらん限りの賞賛を。
作者からの返信
感想、そして完走ありがとうございます!
企画主催、お疲れさまです。
地頭がいい……かはわかりませんが、アイデアは色々出る方だと思います。ただ真正のホラーというのはあまり向いてないようで、今作では逆に様々なホラーや狂気を並べる方向で訴えてみました。星新一とは多分なお褒めの言葉、感激です。あの方のSSはかなり読んでる方ですし、小説を書き始めたきっかけの一つですので。
私も今作が140字初挑戦でしたが、最初は本当に難しく、一本の物語を詰め込むには小さすぎると思っていました。ですが書き慣れるにつれ要領がよくなり、140字あれば、ある程度入るものだとわかりました。ホラーというジャンルは描写のない部分で恐怖を演出できるので、そういう意味では向いていたんだと思います。
百話目は、ここまで読み続けられた方へのメッセージ、ある意味呪いとして書いてみましたが、身に迫る何かを感じて頂けたなら成功ですねw
常識が麻痺するような感覚、また懐かしく思えた時は、読みに来てくださいませ。140字なら時も場所も選びませんので。
最後に。
現在、近況ノートにて「蟲読」各話の人気投票を行っております。
ただのお遊び企画なので、お気軽にご参加してくださいませ。
https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16818093073932325245
百。蟲読(完)への応援コメント
オチとしては秀逸。ただ、これはやっぱり「戯言と謂う者こそより呪は深く滲み至り」であるべきではなかったかとw
完走お疲れ様でございました。いやはや、作者の苦労を知らず、日にポンポンと読む読者の浅ましさよ——面白かったですw
作者からの返信
感想ありがとうございます!
それ、どちらにしようか悩んでたとこではあるんですが、わりと感想で「だんだん(感覚が)染まってきた」というのが多かったので「ハマってる人ほどヤバい」という方向に決めました。まあいずれにせよ、毒は溜まってるわけですし。体内の水銀みたく。
今回、140字ということで、気軽に読み返せる内用だと思うんですよね。お気に入りのやつをたまに読みに来て、「これが毒というやつか」と思っていただければ、とか考えていますw
こちらこそ、最後までおつきあいありがとうございます。大いに参考にさせていただきました。
色々大変でしたけど、反応が早くて書いてて楽しいシリーズでした!
編集済
九五。蜘蛛への応援コメント
ビルの谷間の暗闇に、ってのが妙にリズムが良すぎて、鉄人28号やら妖怪人間やらの曲が思い浮かんだりしてw
これ思うんですけど、どうにもホラー色が薄いのは語り手のせいなのではw
ワーキャーいえばいいと思ってるようなアーパーな語り手は冷めますけど、逆に理性的すぎる語り手(視点)は、SUN値下げる妨げになってる気がしますw
追記:うわー、これ東映スパイダーマンの歌詞かあ! いやメロディはわりと覚えてましたが(いま聞いたw)、出だしの歌詞まんまとはw ていうか久々聴いたら、曲カッコよくて逆に笑っちまいましたわ!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
おお、いい勘してますねw
「スパイダーマン、歌詞」で調べてもらえれば。和製の方のやつね。
確かに、登場人物が普通に怖がる話がほとんどない気がしますね、このシリーズ。一話目くらいしか覚えがない……w
思うに最後の一文で締めとオチと感情吐露をまとめてるので、うまく言っちゃうことが多くて、結果、異常に理性的になるのかなーとw
もう少しくらい、単純に怖がる話を書いてもよかったかもですね。思いついたかはともかく。
百。蟲読(完)への応援コメント
完結おめでとうございます!
最後は総集編みたいなのかなとも思ったんですが、こう来ましたか。えらいこっちゃ 笑。
まあ、ここのギャラリーは毒を頭から浴びてゲハゲハ笑ってるような人たちばかりのようですから、毒の影響で何が起こるということもないでしょうが。
さて、締めにここまでの総評みたいなことを書くべきだろうか、と思っていたら、ご自分から企画を出してこられたんですね。そちらの方も後ほど改めて。
ん、作った憶えのないテキストファイルがこんなところに。なんでしょう、文字化けしまくってるんですけど……「同志カメムシの毒を讃え」……「Z大学文学顧問にぜひ」?……「真なる文芸は実践あるのみ」?……「毒味役は潤沢に用意して」……。よくわからんですが、もしかしてこれが「政を誤り、世に災いを為す」ってやつですかね? あるいはこの人、文章の毒がすでに全身に回っているのか。
おお、恐ろしきかな、汝の名は蟲読なり――。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そして完走もありがとうございました!
総集編という意味では、途中の「万博」で締める手もあったなあ、とは思うのですが、蟲読オンリーの内容だと140字でまとめられる気がしませんし、これが順当かなと思っています。
いやほんと、感想を読むにつれどんどん順応していく読者の方に恐怖を感じる時もありました。「この程度の刺激じゃもはや足りないかな」とか悩んだこともいい思い出ですw まあ一番期待したい反応は、この話を機にブラックな話なり140字小説に手を出したりすることでしょうか。なかなか面白いもんですよ、これ。
企画の参加も楽しみにしています。今のところ欠片もチョイスが被っていなくて、本当にホラーの好みは人それぞれだなーと思ってます。まああれだけ色々書いてて、基準も自由なので当然かもですが。
おっと、将軍Xにも感謝の意をお伝えください。まさか二次創作?まで書くことになるとは思いませんでしたw こういう遊びがさらっとできるのも掌編のよいとこでしたね。内容の圧縮が大変でしたけど。
湾多さんには是非独裁国家の小説を書いて欲しいですね。ブラック垂れ流しな奴を。その時は「蟲読が回ったか」とか、かっこよく感想書きにいきますからw
百。蟲読(完)への応援コメント
拝読いたしました(完結おめでとうございます)。
たとえ呪いを逃れたとしても毒は消えず、またいつの日か…みたいな終わりを感じさせない最終話でいいなと思いました。
幽霊ホラーあり、人間ホラーあり、たまにギャグ?もありでした。
ただギャグ(だと個人的に思ったもの)でも「ある意味怖いな」って思えたりして、色んなジャンルのホラーが詰まったものになったんじゃないかなと思います。(たぶん自分の知識不足のせいですが…)初見で「?」となったものもありましたが、そういう意味怖的な要素も短い字数制限ならではかもですね。
あらためて百話の執筆お疲れ様でした。
楽しませていただきました、ありがとうございました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そして完走ありがとうございます。
双町さんもコメント全話皆勤ですね。本当に励みになりました!
終わり方は幾つか案があったのですが、やはりタイトル回収と全体を包括し、読者を巻き込むようなものがよいと思い、今案に決めました。コメントでも「だんだん慣れて来た」という感想が多かったのも、採用の理由ですw
多様な恐怖に手を出す中で、自分の得意や不得意が見えてくるようで、私自身も得るものが多い作品でした。こういう形式でなければ、「知りたくない歴史」のシリーズなんかは出て来なかった気がしますし。
おっしゃられる通り、140字だからこそ許されるネタというのもあると、改めて思うところです。
ホラーの専門家である双町さんの意見は、毎回興味深くて参考になりました。
当面は長期連載の続きを書く予定ですが、いずれまたホラーも手掛けたいと思うので、またよろしくお願いします。
百。蟲読(完)への応援コメント
最後にメタネタが来ましたか。
ホラー物ではありがちな読み手を巻き込むタイプの定番様式ですが、タイトル回収感と相まって、話のオチとしては上々だと思います(偉そうw)
百話完走おめでとうございます。
お疲れ様でした。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そして完走もありがとうございました!
メタネタは「瑕疵」から二度目ですが、今回は読者巻き込み型ですね。
はい、ホラーの最終回によくある奴ですね。「あなたの背後にも……!」的な。
ただまあ、やはり定番だけあって収まりがいいんですよねこれ。ご指摘の通り、タイトル回収にも理想的ですし。読者の感想でも数名「染まってる」感じのものがあって、悩んだ末に「これかな」と決めました。上々なら何よりですw
磨己途さんの文章面のご指摘は、毎回参考になりました。
改めて感謝させていただきます。
投票のお返事はちとお待ちください。
今夜は予定があるので、明日になるかと思います。
編集済
六五。同窓***への応援コメント
あー、なるほど。これ改訂版なんでしょうけど、私も「ん?」のクチでしたw
文字通りに読めばいいだけなんですが、これはなかなか難しいなあ。お二方のコメントざっと見てから、あー、とわかりました。
「身も心も」に傍点振るぐらいでも良いような?
うーん、「あいつも呼んだ」は、同窓会主催したならともかく、そういうタイプにも見えないんだよなあ。「あいつはどこだ」で、現れたのが現役ボクシングチャンプとかだと——主眼はずれるし、制限的にもアレかw
追記:オチが「おまえも変わってねえな」ぐらいのほうが「らしい」気がしましたw
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ううーん、これは難産なコですね。
やはり説明なしだと成長してない点が呑み込みづらいと見て、「何の呪いか」を追加してみました。傍点も振っておきました。
オチについてもわかるんですがw、あまり同じパターンなのも飽きが来そうなので、今回は変化球ということで。
「あいつも呼んだ」は、イジメの一環ですね。普通は絶対来ないだろう相手に声をかけて、来ても来なくてもイジるつもりなんです。机に花瓶の時点で来ない想定ですし。底意地の悪さの描写でした。
九三。繁殖への応援コメント
我が国の女性は、一人の例外もなく、偉大なる将軍Xの御子を身ごもりたいと日々神仏に祈り続けておる。
これを哀れに思した将軍は、先年貴君のアイデアの前半部分をすでに実用化させた。かくて現在の我が国の出生率は自縄自縛の資本主義諸国どもを大きく引き離しておる。
近親交配? そんなもの、遺伝子操作でどうにでもなろう。余計な決まりごとを作って実験の可能性をせばめるから、進歩がないのだ。人体実験に失敗はつきもの。失敗は成功の元。そもそも今上の将軍ご自身、先代の……おっと。
まあそれにしても問題はある。あちこち人為的に差異は入れたとは言え、次世代は同じような顔の学童ばかりになるんじゃないかという噂だ。度が過ぎるようなら、再利用法を考えようと思う。パーツにするとか、替え玉用に育成するとか、出来のいいのを次代の……おっとっと。
作者からの返信
Z国から感想ありがとうございます!
いやー、クローンネタは140字に収まらないくらいブラックの宝庫でしたね。まさに金山。
思うに自由と人口数はバーターで、国が成熟するほどに子作りをしなくなるんですから、束縛かける他にないと思います。もしくは将軍のように倫理観の外で人間を増やすか。まあ倫理観なんて時代で変わるものですし、最終的にこんな未来もあり得るかもしれません。現代から見るとディストピアですが。
国民皆兄弟なら、臓器移植なんかはドナーが多くて助かるかもとか、プラス面も結構あるんですが、感染症とかで一気に滅びそうでもあります。クワバラクワバラ。
九三。繁殖への応援コメント
拝読いたしました。
選民思想みたいなものへの皮肉っぽい感じですね。
優秀な(よく分からん基準でそう判断された)遺伝子だけで交配を続けたって、多様性が失われて結果的に弱くなるみたいな。植物の品種改良などの目的がはっきりしてるものなら、この限りではないのかもしれませんが…
作者からの返信
感想ありがとうございます。
まあここまで行くと選民思想と呼んでいい気もしますw
一夫多妻制くらいならともかく、性交抜きで繁殖できるなら高確率でバッティングしそうですし。今なら二刀流の人とか。
まあ結婚の時点でも、当然ながら選別はされてるので、多様性を失わせてるのはネットやマスコミかもしれない、ということでw
八六。自然への応援コメント
拝読いたしました。
その牧場、何飼ってます…?ただ何も知らないまま殺ってくれるのなら、まだ良心的?かもしれませんね。余談ですが某ゲームの世界であった「吸血鬼による人間牧場」を思い出しました。最初は監禁していたようですが「ストレスで血がマズくなる」という理由で、このお話みたいな放し飼いになったとかなんとか。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
まあご想像どおりのものですよw
定番だと次第に気づいてしまうんでしょうね。だんだん仲間が減ったりするところで。それで脱走企てたり。まあ定番のホラー展開ですが。
実際の畜産業でも、人間より家畜のほうが地位が高くて気を使われてるそうな。某畜産漫画では「家畜の奴隷」とか呼ばれてましたw 美味しいお肉のためには、ストレスは大敵ですからねw
四十。霊水*への応援コメント
おー、これ実話なのかw マジか!
これは、そう考えると怖い。けど、なんかホラーの怖さとは方向性が違うような🤔
てっきりフィクションだと思って、でもなんか妙に残る、好きです、こういうのと書こうとしたんですが……事実は小説より奇なりw
作者からの返信
感想ありがとうございます!
むふふ。こういう反応を期待してましたw 確かにいわゆる恐怖ではないんですが、せっかく百話も書くことですし、色んな毛色のホラーを書いてみようかなと。この場合は「まさかの実話という恐怖」を狙ってみた次第です。こういう変化球もちょくちょく入れてます。
私もこの手の、嘘かホントかわからないギリギリ路線の話って大好きなんですが、ありえねー実話には勝てないと思いますね。人間の想像力なんて、ほんとちっぽけなのかもと思いますわ。
八五。独裁**への応援コメント
ローグ国家というのは、「ならず者国家」ぐらいの意味なのだろうと思いますが、先に出ている「独裁国家」とかなりの部分で重複しているので、厳しい文字数制限下で、敢えて言い換えを行う必要があったのかが疑問でした。
ローグ国家という表現自体に隠された意図があった場合は面目ない限りですが。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
「ならずもの国家」だと字数がきつくて、語源である「ローグ」を充てたんですが、いじってみたところ何とか入りました。
単純に後の文に主語が欲しかったのと、独裁=ならずもの国家では必ずしもないので念のため、という感じでしたが、国家が被るのがよくありませんでしたね。なので独裁国家の部分は「共和国」に変更、独裁は将軍の後に回してみました。工夫すると入るもんですねw
八五。独裁**への応援コメント
ログインしてこのページを開いたとたん、たまたま起動させていたタスクマネージャーに妙な実行ファイルが出てきたんで強制終了させたら、一瞬画面の隅に「共和国」とか「悲願」とか「これぞ本懐」とかの文字が躍る現象が。マシンの不調か、ホラー連載ならではの椿事なんでしょうか……まあそれはともかく。
花火として鑑賞する時点で、将軍ファミリーの余命は決したものと思われ 笑。あるいはすべて承知の上で、技術者たちが「世界一の花火を」との注文にバカ正直に答えたのか。
せめて中身が小型水爆で、温暖化対策として成層圏以遠で太陽光を数パーセントカットする新素材をまきちらすことになってる「花火」とかだったら、めぐりめぐって将軍Xは世界のヒーローになるでしょうね。いささか博打っぽい方法ですが、やんちゃな国家だったら却って実行しやすい"実験"かなと……ん、ノックの音が。誰か来たかな?
作者からの返信
感想ありがとうございます!
うちにも妙な電波が飛んできた気がしますが、きっと気のせいだと思いますw
あっ、そうか。花火と書けば当然、空に打ち上げるものだと思いますよね。作者的には隣国にブチ込んでキャッキャする絵面を想定していたので、これはミステイク。
ということで、「隣国に飛ばす」という部分を明記して加えてみました。空で爆発だけじゃ、流石に美しすぎますからねーw
ところでその太陽光遮断作戦、宮沢賢治も似たような計画立ててたような……ああいや、あれは逆に温暖化計画だったかな……?
八三。瑕疵への応援コメント
通知を見ると、書いた覚えのないコメントに梶野さんからの楽しそうなお返しが来てたんですが……将軍Xって誰だ? ホラー連載には色々あるってことでしょうか。漫画家なんかも、サイコな展開になったとたん、アシスタントが怪我したり、考えられないような紛失騒ぎがあったりと、仕事部屋が怪奇の館化するらしいし。
まあ連載が終わったら嘘のように晴れ上がるらしいですから、大丈夫でしょう。なんなら今から新規に140字爆笑ホラーを平行連載するというのは? それで中和されると思いますが。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
将軍X、そのうち蠱読に登場するかもですね……いや約束はしませんがw
そこまでガチのホラー書いてないですしまさかとは思うんですが、身に覚えのない傷なのも事実で、多少ビビってはいます。でもネタにするけどw
女神転生スタッフはお参り欠かさないそうですし、やはりホラー系は多少なり障るのかな、とは思います。神社に行っとくくらいなら手間もかかりませんし。
140字爆笑ホラーを同時連載できたら、プロに売り込みに行きますよ私w
今でもヒィヒィ言ってるのに!
八二。潔癖への応援コメント
拝読いたしました。
語り手ェ…と思いつつ、でもそうなるかなって感じですよね。
文章からみるに「あのコ」はおそらく、自分の顔には虫一匹いないと信じていたんでしょうし。せめて「誰にでもいる」ってことを先に言ってれば(いや結末は変わらないかも)…
作者からの返信
感想ありがとうございます!
語り手に悪意があったのかなかったのか微妙なとこですが、まあ結果は同じだったかもですね。
細菌とか目に見えないものを調べだすと、潔癖の人は生きていけないんじゃと時々思います。とはいえ細菌はともかくダニって言われると、私でも顔をしかめたくなりますね。女性には共感強めではないかと思うんですがどうでしょう。誰にでもいるとはいえ、ねぇ……
八一。装置への応援コメント
拝読いたしました。
これも実話というか史実でしょうか。
「死刑」にて「もともと死刑は苦しめずにこの世から消す刑」という返信をいただきましたが、これもそうなんですね。
たしかに見た目こそ残酷極まりないですが、一瞬で絶命するなら人道的と言えるかもしれませんね。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
はい、史実シリーズ第三弾です。
現代から見るとギロチンは残虐ですが、それ以前はもっと残虐だったんですね。
こういう例は他にもあって、「目には目を」のハムラビ法典なんかも、それ以前は際限なく復讐と殺し合いが続いたので「同じことを返すくらいでやめとけ」という法律だったはずです。
わりと有名なネタではありますが、名前変えの部分とかは綺麗事でない部分がブラックで、気に入ってます。
七六。煎餅への応援コメント
拝読いたしました。
あぁ自分も見たことありますね、そういう死体。それを押し花みたいなノリで集めているとは。しかも猫よりも大きいのを作ってるとなると…確証はないのに嫌な想像が膨らみますね。
※細かいですが「社長」と「会長」は同一人物ですよね?どっちかに統一した方が自然かなと思いました
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ありますよね。子供の頃は夏場の道路とか転がってて、蹴ったらよく飛んだのを思い出します(おい)。
あれを集める奇人、というネタはずっとあったものの、どう使ったものかわからず眠らせてたんですが、今回晴れてネタにできました。大きい煎餅は多分、ご想像の通りだとw
会長は確かに……年月が過ぎてること、経営を退いて余裕があることなどの示唆でしたが、「社長」の方がわかりやすいのは間違いないですね。むむむ……よし、もう一人同意見が来たら直したいと思います。
七十。三匹への応援コメント
拝読いたしました。
対処の仕方が悪質になった童話「三匹のこぶた」って感じですが、軽く調べたら元ネタ(オリジナル)も大概ですね…三匹目は狼を熱湯にぶちこんで殺したあと料理して食べたらしいです。一般的に知られているのは「熱湯に落ちて大火傷した狼が逃げていった」ですが…これの元ネタはそこまでではないかもですが、童話には時に子ども向けコンテンツとは思えないほどのトラウマ級の描写がある気がしますね。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
昔話は東西問わずヤバいですね。かちかち山とかシンデレラも原作はスプラッタですし。
ただまあこの作品は、グロに寄せたというよりは現代的な豚三匹にしてみた……みたいな点のブラックさですね。ここら辺はある程度年取ってるほうが受ける感じなのかもw
四十。霊水*への応援コメント
31〜40話を拝読させていただきました!
今回もキレッキレで楽しませていただきました♪
「虻」
え、さ……さなぎ?
鬱になったのではなく蛹になったのですか!?
これ筆者の方は何してて思いついたんでしょう!? って感心してしまいました♪
「接吻」
なんでしょう、笑ってしまいました!
ゲスな感じなんですが、直接と間接の絶妙な間をとった言い回しが最高です。
しかもこれ、よく考えたら小人なんですよね……ディ◯ニー版の顔が浮かぶから余計にイヤぁ……!
「頭巾」
もらっている、の言い回しが意味深で……。
古株の地縛霊でしょうか。母の言い方からして、過去に何かあったのかもって想像してしまいます。
「伝統」
ふ、不祥事の格が違います……! 言ってることがほぼ極道。。
そんな伝統になるほど誰をヤってるんですか!?
作者からの返信
お返事送れました。
感想ありがとうございます!
「虻」は何で思いついたのかな……日向ぼっこする人が今にも羽化しそう、とかそんなイメージがまずあって、後から虻にしたんだと思います。もともと虻なのか、人間が変身したのか、寄生されてたのか……とかは謎ですね。わからないことの怖さを詰めてみました。
「接吻」は、女性に引かれそうだなと覚悟してましたが、受けたなら何よりです。ディズ◯ーは関係ありません。駄目ですそれ以上は。ハイホー。
「頭巾」は、妖怪話というか、そんなに怖くはないけど身近に存在する怪異が書きたくて。人を喰うとかよりリアリティがあって、こういう怖さもあるのではと書いてみました。地縛霊とか土着の何かなのはありそうですね。
「伝統」は、「名門校ほどえげつない裏の顔がある」という話を、漫画的に大げさに書いた感じですね。勝利至上主義が過ぎると政治力が求められ、さらには暴力と後始末が必要になるというか。まあ邪魔者とかライバルのエースとか色々埋めちゃってるんではないかと。
あとこの話の怖さは、無茶苦茶な理屈でも体育会系だと美談ぽくなるという部分にあると思っています。いやー、いいOBですよねえ……w