概要
この街に唯一ある本屋さん。大渕堂書店がついに閉店してしまうようで——
KAC20231のお題を777文字縛りで書いた短編集を加筆修正して『大渕堂書店の閉店』にまとめました。
地元で唯一あった書店が昨年閉店してしまって。それがとても寂しくて思いついたお話です。
大型ショッピングモールに行けば大型書店があるし、今時はネットで簡単に本が買える。
でも、ふらっと子供の塾の送迎の合間にその本屋さんに足を伸ばすのが好きでした。
そんなことを思い出しながら、『大渕堂書店』の閉店を妄想して書いてみました。
カクヨムコン9短編部門参加作品です( ^ω^ )
地元で唯一あった書店が昨年閉店してしまって。それがとても寂しくて思いついたお話です。
大型ショッピングモールに行けば大型書店があるし、今時はネットで簡単に本が買える。
でも、ふらっと子供の塾の送迎の合間にその本屋さんに足を伸ばすのが好きでした。
そんなことを思い出しながら、『大渕堂書店』の閉店を妄想して書いてみました。
カクヨムコン9短編部門参加作品です( ^ω^ )
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ある本屋の閉店をめぐる人間模様
閉店を控えた街の本屋さんと、そこへ集う人々を描いたオムニバス式の物語です。
短いエピソードの中に、それぞれの事情や思いが深く感じられ、ひとりひとりが色んなものを背負って生きているのが静かに伝わってきます。
オムニバスで語られていたことが少しずつ繋がり、最後に大きな希望となって実を結ぶのが素晴らしいです。閉店という物事の終わりをきっかけにして、止まっていたものが動き出すような、新しいはじまりのような前向きな空気を感じます。
今は大型店やネットで本が簡単に買えます。でも街角の本屋さんというのは、お店だけではない、なにか大事な役割を持っているのではないか。
そういう風に思える、人間の温かみを感じる…続きを読む