Doctoris Arcanum ~名医の妙薬~

〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉
　騎士団改革に伴う新団員スカウトのため、神聖イスカンドリア帝国南西部アッティリア半島の中心アテーノスを訪れた白金の羊角騎士団・団長のハーソン、副団長アゥグスト、魔術担当官メディアの三人。宿屋での昼食時、「死者を蘇らせた」という名医アスキュールの噂を耳にした三人は、自分達の軍船の船医として雇うべく、その医者の診療所へと向かう。
　直接話をすると、さすがに噂は誇張であったものの、彼の医術と人柄にハーソンはますます惚れ込む。だがそこにアスキュールの進歩的な医術を快く思わない当地の補佐司教ハデーソが異端審判士を伴い、彼を異端の罪で捕らえようと現れる。皇帝直属である羊角騎士団の権威を盾にハーソンはその場を収めるが、ハデーソはアスキュールへの逆恨みをさらに…続きを読む