みなさま、薩摩狂句をご存知ですよね!?

あまりにも発音が気になってYouTubeで動画を探すことになりました
たいへん興味深い世界です
どんな人達が詠んでいるのか想像すると楽しい

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（140文字）

私はかつての備前国・岡山県東部の出身であり、薩摩鹿児島とは御縁は全くと言っていいほどありません。
まして、鹿児島でこのような文化が根付いていたことも、これまで存じ上げませんでした。

それにしても、この豪快なる狂歌はさすが、南国の雄である薩摩の文化を余すところなく感じさせてくれます。

標準語なる土地で暮らした人間でございます。
レビューの狂歌さえ知らない始末の自分は何一つ(わかってはいるが)？？？としながら詠ませて頂きました。
この薩摩狂句、かなり難しい。作中の例題？も分からない状態で最後まで詠んだのは、
〇
狂句　先き逝っち　決めっ保険ぬ　亭主しかけっ　池上 黒ぢょか
　唱　鳥兜迄い　内緒っ準備っ
〇
が、あったからです。よくある保険金殺人を示唆？しているのですが、流れというか、唱で笑ってしまったのです。はっと見、詠めねど何を言いたいのかわかって、これが皮肉味というのか……
薩摩言葉であることが主ですが、普通の俳句短歌にも通ずるところがある。
面白い話です。一度、目を通…続きを読む

日頃の小説修練のネタに!

恐れ入谷の鬼子母神、どうで有馬の水天宮、志やれの内のお祖師様

辞世の歌は

今までは人のことだと思ふたに俺が死ぬとはこいつはたまらん

と伝えられている狂歌師の大田南畝（蜀山人）


狂歌は有名な人や作品はネットでも紹介されているけれど、カクヨムで狂句は紹介されてはいないだろうし、パロディ文化祭のようなカクヨムの雰囲気には、狂句は実はすごく合っているかもしれない。