第4.5.2話 薩摩狂句の重要な要素「唱」
すいません。
薩摩狂句で重要な役割を担う、「唱」のことを書くのをすっかり忘れておりました<(_ _)>
唱とは、投句者の詠んだ五・七・五の狂句に対し、選者などが七・七あるいは七・五で続ける連歌でいうところの脇句のようなものを指します。
「五・七・五」だけでも成立するわけですが、滑稽な状況を詠んだ狂句に対し、唱はオチをつけるような役割を担っています。
落語の大喜利のようなやり取りが投句者と選者の間で行われるというのも、薩摩狂句の面白いところかなと感じます。
第4.5.1話でご紹介した「木強漢~」の句が雄々しさを詠んだ、「ますらをぶり」な印象を抱かせるのに対し、私が物心を付いてから見聞きした薩摩狂句は、唱の働きと相まって、滑稽味が強いものが多い記憶があります。
次回こそ、狂句と唱のセットで、いくつか例句をご紹介いたします。
ごめんなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます