大奥　PTA（朝の連続ネット小説）

昔のお話でありながら、今に絶妙に寄せられているのがすごくいい。
読みながら頭の中に浮かぶのは現代では見られない光景でしょうが、ところどころ「アー！ワカルー！」とか「ソウソウ！ソウナンダヨー！」と思えちゃうところが面白すぎました。
PTAに困らされた親を見て育ったり、現在進行形で困っている方に刺さると思います。
もちろん、PTAで困ったことないけど？という方も楽しめるはずです！ぜひ！

　まだ第一章も読み終えていない私ですが、この作品の世界観・脈絡・文脈・文体に触れ、コメントを書かずにはいられず。筆を取ってしまいました。どうかお許しを。

　兎にも角にも全ての要素が『大奥』を体現している傑作である事に他なりません。

　今後も折りを見て読み進めて行きたいと思います。

敢えて江戸時代の大奥に設定しているところが秀逸だと思います。だってPTAやったことある身としては、現代を舞台にしてしまうと、身に迫って来るものがありますから。
しかしこの小説の舞台は江戸時代大奥。
虚構という安心感による笑いと、「あるある」と思わず突っ込みたくなる雰囲気が同居し、得もいわれぬ面白さができあがっています。
なんでしょう、こう……毎日見てしまう、そう、朝の連続のアレです、アレのような感じなんです。
……となると、やはりタイトルに偽りなしの逸品と言ったところですね！

ぜひ、ご一読を。

　若かりし頃、古文が苦手だったため内容を理解できるか不安でしたが、読み始めたら、そんな不安は南半球あたりに吹き飛びました（笑）楽しく拝読させていただいております。おすすめの作品です！

PTAも大奥も女性たちの集う場であり、なおかつみなが強くあらねばならぬ者であり……。『内情はかなり近しかったのではないか？』と思わされる説得力のある作品です！
言い換えの秀逸さも光っていますね。現時点では特に御吟味方が好きです！
安子様だけでなく、それぞれの事情がとてもリアルで、思わず現実に思いを馳せてしまいます。

読んでいる間、ずっと脳内で実写ドラマでした。
大奥の背景で物語が巡ります。
日常のちょっとしたストレスがクスッとした笑いに変わりました！
身に覚えのある方々におすすめしたいです！！

タイトルに釣られました。そして面白い。

第一章まで読ませていただいた感想。

『大奥（PTA）物語』は、現代のPTA活動を巧みに江戸時代の大奥になぞらえた、ユーモアと皮肉を交えた作品です。

安子様の苦労と奮闘が心に響きました。彼女は多忙で身重ながらも、子育てとPTAの厳しい役割に直面し、その困難に立ち向かわれており、物語では、現代の親が直面する子育てと社会的責任の重圧を巧妙に描いており、特に安子様のキャラクターは、PTAを経験している読者層であれば、深い共感を得られるはずです。
色鮮やかな描写と、登場人物たちの生き生きとした表現が、この物語の魅力を一層引き立てています。読み応えのある、とてもユニークで感動的な作品と巡り逢えたこと…続きを読む

江戸時代風に古語をまじえて描かれるＰＴＡ小説。
大真面目な文体が逆に笑いを誘います。
「背負子(ランドセル)」のように楽しい説明付きなので、読みやすいです。