最初のローランドの態度や気持ち悪いぐらいの女好きにどきもを抜かれましたが、話を進めていくうちに何故か可哀想になってきました。ゴリラ男にバックでやられ、、。これを機にきっちり反省して欲しいです。
あと、てっきり奴隷解放で得た力だけでハーレムを築き上げていくと思っていましたが、様々な理由からハーレムに加わっていく部分を見て、マンネリ化しないよう防いでいるあたり、素晴らしいと思いました。
話を進めていくと、だんだん性描写が多くなっているのは気のせい?いや、一人、また一人がハーレムに加わっていくから、必ず増えるか。
PS:これ以上女性登場者を増やしていくと、話の収集が追いつかなくなるかもしれません。わかっていると思いますが、お早めに判断を。
タイトル、粗筋、序盤数話の展開。
そこから想像できるのは昨今多い、パーティから追放→真の力に目覚め最強に→ざまぁ→戻れと言われてももう「遅い」。
…私にもそう思っていた頃がありました。
良い意味で裏切ってくれてます。
タイトルからもあとから考えれば推察できますけど、チーレムパーティ出来て終わりなんてものじゃなく、「国が出来ていた」とあります。これはやり返しただけでは終わらない!
女性陣も個性豊かで、1人性…聖水の人が豊かすぎて他を食ってる感もありますが皆魅力があります。
「もう遅い」系を読む方なら分かると思うのですけど、あれってざまぁが早い段階で来る割にはその後があまり特色無いチーレムモノになってるケースが多いのですよね。ですが本作はざまぁ後が本番と言える勢いがあります。
逆に言ってしまうと、「もう遅い」系を嫌う人達は本作の魅力に気付けないという悲しい事になってたり。
難点はカクヨムのデッドライン跨いで反復横跳びしてるように思えるので、その内消されたりしないかとハラハラさせられる点ですね(笑)
今後も楽しみにしております!
年を追う毎に発表する作品がスケベになっていく向原さん。
今年はいったいどんなスケベライトノベルを披露してくれるのか。
オラ、わくわくしてきたぞ!(ごそごそ)
なに……!
そんなに……!
スケベじゃない……!
だと……!(白目)
いやまぁやっぱりスケベなんですけれど。(どっちやねん)
という訳で、カクヨムにせよノベプラにせよアルファにせよ、鈍感主人公がヒロインに愛されててんやわんやを書かせたら今は彼という向原さんの作品。いやもうそれだけじゃないな、何を書かせても巧い。トレンドをばっちり押さえて仕上げるのはおまかせあれという感じの向原さんのカクヨムコン6応募作。
面白くない訳がない。(作者推しってそれはどうなの?)
原点回帰かそれともファンタジーに比重を置いたのか、本作は言うほど強烈なスケベ描写はなし。けれども、解放した奴隷少女からいやんばかんと迫られるのも健在。それに対して、主人公が鈍感すぎる返しで煮え切らないのも健在。そしてすこぶる健全。じれじれ系ラブコメの極めつけという感じになっております。こういうの好きな人は絶対に読んで損はない。
主人公は勇者パーティで壁役やってたパラディン。追放系の例に漏れず、実力を誤認&勇者の横恋慕でパーティを後にし、ソロクエストで魔族領に赴きます。そこでふとした切っ掛けでエクストラスキル≪奴隷解放≫をゲットしたのが運命の始まり。解放した女奴隷に囲まれて、今日も元気に魔族領を攻略&開拓。
でてくるヒロインはどれもこれも魅力的。好きな女の子は一人くらいは見つかるんじゃないかなっていうこれまた絶妙なツボの押さえ具合。さらにそこに絶妙なざまぁ描写も加わって、満足満足な仕上がりとなっております。
コンテストが終わっても、これはしばらく続くかなという感じ。
今期待大のWEB小説書きの、脂がのりにのった作品。読まない手はないですよ。おすすめでございます。