第20話 あなたが野生の自分知るまで

私と十夜、柚希そして刃師匠は氷河と雪羽達がアイヌの里で下級妖怪の群れの襲撃を受けていた頃、私達も冬将軍率いる下級妖怪の群れと戦っていた、そして刃師匠は逆刃刀でうまく下級妖怪の群れの攻撃を捌き炎の剣戟を火花とともにくらわせている、そして私と柚希の2人は炎の斬撃と赤紫色の斬撃を下級妖怪の群れに飛ばしてお互いに変身を遂げる、私は上空に舞い上がり次々と下級妖怪の群れの攻撃をそれはまるで華麗な蝶のようにかわした後、次々と火花とともに炎の斬撃をくらわせた、冬将軍が私にむけて氷の斬撃を撃ってきたが刃師匠の放った炎の斬撃が直撃し激しい火花とともに地面に叩きつけられそして爆発した、そして柚希は赤紫色の斬撃を火花とともに下級妖怪の群れにくらわせつつも赤紫色の光を纏わせた手足で次々と火花とともに発勁やキックで下級妖怪の群れを蹴散らしていく、そして十夜は横十字の炎の斬撃を飛ばして下級妖怪の群れを吹き飛ばしそして精霊変身を遂げる、刃師匠は変身せずともかなりの余裕で冬将軍の攻撃を次々といとも容易くいなしていくそして逆刃刀の剣戟で少しずつではあるが冬将軍に火花とともにダメージをくらわせていく、そして鎧精霊の霊力も膨大だが実力の底が見えないのは刃師匠がそれほどのとてつもない実力者だと言うことだ、実際、伊邪那美家から走り屋として初陣を飾った私の兄、伊邪那美彼方も退魔士としての実力じたいは底が全然見えないのも確かなことだ、そして下級妖怪の群れと戦いながら十夜が私と柚希に「あなた達の実力は私より相当上なのは重々理解してる、でもあなたが野生の自分知るまでは鬼の血の力は引き出せないかもね、少なくとも今の安全な戦い方ではきっとあなたの師匠には届かない」と言った、確かに私と柚希の2人は氷河や雪羽に比べて比較的に安全は戦い方をしているそれでは秘めた鬼の一族の血の力は限りなく100%は引き出せないのは充分理解していた、彼方のgt86の走り方にしたってそうだ、ともに峠を走った時、私は安全マージンに気を取られ彼方に負けている、私の野生を知る為にはもっともっと獣のように貪欲になる必要があるのだ、1人の退魔士としても1人の走り屋としてもだ、刃師匠は冬将軍の能力を変身せずに見切りその上で炎の斬撃や発勁を火花とともに撃ち込みながら応戦している、そして少なくとも剣術はあの御剣流、冬将軍の勝ち筋を強引にでももぎとって野生的な剣術や格闘術に重きを置いているからだ、そして私の背後に金色の光の鷹のカムイが現れ私を守りながら覆い被さり私はカムイ変身を遂げた、そしてこのカムイの力によって引き出された酒呑童子の力を始めて私は使った、炎の斬撃を放った直後にその炎の斬撃を複数に分裂させて下級妖怪の群れを薙ぎ払った、身体の感覚で確信した、そしてこれが鬼の一族である酒呑童子の力であるとすると上空からトナカイを駆りながら赤色と白色のサンタの衣装の人物が現れた、私は思わず「貴方は?」とそしてその人物に問いかけた、その人物は何処か嬉しそうに笑い「ほ〜ホッホッホ!お前さんわしはサンタじゃよとはいえあの状況であのカムイを渡すことはあのカムイが決めたことじゃ、そしてお前さんの鬼の力を無事に引き出せた」と言った、そして次にサンタは上空であるアイテムを取り出すと冬将軍の動きが鈍くなった、そしてその好機を決して見逃さず刃師匠は必殺技の御剣流 秘伝 豪龍業火撃を目には追えない速さで冬将軍に叩き込みそして冬将軍は青白い火花を飛び散らせながら激しい大爆発を起こして倒れた、そしてその後、私はサンタとともに上空から降り立った、時同じくしてアイヌの里でも下級妖怪の群れを私、雪羽、氷河、神威で無事に撃退し束の間の安らぎの日々を満喫していた、私は黒歴史の遺産である月の書の力とそして私自身の雪女の持つカムイの力をどう使うか悩んでいたがもうその必要はない、氷河とともにこの力を使うと決めたからだ、アイヌの里の人が私に良い情報を教えてくれたカムイとは人間、動物、妖怪の誰しもに宿る力であるとそしてそのことをじっくり考えながらも氷河に私は「私はあなたを守れるならあなたが野生の自分知るまで付き合ってもいいよ」と照れながら言った、そしてそのことに気づいた氷河は私に「野生の自分を知るか、確かに今のままじゃいずれは誰かに追い越されるな」と言った、そして私に「ならひとっ走りつきあえよ、俺だってまだまだこの力をうまくは使えないんだ」とそして時同じくしてカムイの里にgt86とともに私祭羽の実のの兄である伊邪那美彼方がやってきた実は彼方はここ北海道でのラリーレースにエントリーしており6位にまで食い込み勝利しているがそのことを私に報告しにきたのだ、サンタはどうやら事前にそのことを知っており鷹のカムイを私にプレゼントしたというわけだ、そして私達の北海道での旅は終わりを告げ次は秋田の遠野という土地にむかうことになる。

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