第14話 期待と願い 諦めない

カムイ2体をその身にまとい変身した神威と黒歴史の遺産である月の書の完成した力の一部とカムイの力で変身した雪女である私、雪羽の2人は村に襲いくる下級妖怪の群れとの激しい戦闘に入った、金色の光をまとい神威はものすごい速さで火花とともに下級妖怪を次々と蹴散らしていく、下級妖怪の化け狐の群れが放つ青色の炎の弾を両手に金色の光をまとわせ熊の斬撃を叩き込み爆発させると神威は空に飛び上がり右手に金色の光をまとわせ熊の斬撃を化け狐の群れに火花とともに叩き込み爆発させた、私も下級妖怪の泥田坊の群れと戦っていたが月の書の完成された力の一部のすごさに私自身が圧倒されていた、氷で日本刀を作り出し金色の光をまとわせた斬撃を火花とともに下級妖怪の泥田坊の群れに次々に決めた、それと同時に下級妖怪の泥田坊の群れは爆発したからだ、そしてさらに下級妖怪の攻撃を次々と無効化しさらには雪女である私の能力じたいが数十倍強化されているから近づく下級妖怪の群れは瞬く間に凍りつき爆発した、私は「これが完成された月の書の力の一部とカムイの力」と驚きながら言った、そして私が日本刀を振るうと私のまわりに金色の氷の弓矢を大量に召喚し襲いかかってきた下級妖怪の群れを火花とともに蹴散らした、ともかく今は神威から受け取ったその期待と願いは諦めない、この完成された月の書の力の一部とカムイの力を雪女である私自身が使いこなせる必要がこれから先の戦いではあるのだから、そして神威のカムイ2体変身は副作用じたいはあまりないが攻撃力も防御力も通常変身の時の数倍は跳ね上がる、もちろん神威のカムイ2体変身にも神威、彼女自身が知らないだけでその先の変身がある、黒歴史の遺産である月の書の力は能力の無効化だけではなく事象を書き換えるということも戦いながらわかってきた、実際、遠距離から攻撃してくる下級妖怪の攻撃じたいは月の書の力がその事象をなかったことにして書き換えている、そしてこれじたいは能力を遮断する力に限りなく近い、黒歴史の遺産である月の書の完成された力の一部とはいえ下手すればこの力じたいは魔法使いや錬金術師とも妖怪が対等に戦えるほどの力だ、氷の日本刀に金色の光をまとわせた斬撃の一撃で下級妖怪の群れを一撃で倒したことに現象を書き換えて爆発させ一瞬のうちに蹴散らした、下級妖怪の化け猫の群れの爪の光の斬撃を私は金色の光をまとわせた日本刀の斬撃で一瞬で火花とともに斬り裂きそして下級妖怪の群れの化け猫を火花とともに斬り裂きそして爆発させる、神威は「さすがは黒歴史の遺産の力って感じね」と言った、そしてそうこの力じたいは黒歴史の遺産である月の書の完成した力のほんの一部だ、かつて黒斗達、漆黒の銀翼が黒歴史の遺産である暗闇の書をもつ妖怪の夜叉と戦った夜叉事件、あの時暴走した夜叉と同じ力を今の私は使っている、何故、妖怪側と人間側の両方で黒歴史の遺産を厳重に扱っているのか少しずつではあるが妖怪である私は雪女の本能として少しずつではあるがそのことを次第に理解しつつあった、黒歴史の遺産の力は扱う人や妖怪のその願いを純粋かつ無垢な力として引き出すだけではなく、そしてその引き出された力はいとも容易く人間を超えることも、妖怪すら越えることすらその力と願いでできるからだ、だからこそかつて漆黒の銀翼に所属していた神威、彼女は黒歴史の遺産である月の書に適合できた雪女である私に期待と願いをかけた、そして奇しくも今の私は神威の望んだようにうまく黒歴史の遺産である月の書の力を使いこなしているからだ、そしてだからこそ今の私はアイヌの人達の村を守ることを諦めないまま戦える、神威もそうだ、金色の光をその身にまとい狼の速さ下級妖怪の群れを翻弄しそして熊が獲物を狩るかのように野生的に激しい火花とともに蹴散らしていく、そしてその様子を見ていたアイヌの男は「まだ戦うのなら希望は残るだろう」と言った、それもそのはずで私と神威の2人は意を決してイチかバチかがむしゃらになりカムイ2体変身と月の書の完成された力の一部を雪女である私の中に眠るカムイの力を使ったからだ、そしてそこに様子を見に歩いてきた氷河はアイヌの男に「何も間違っちゃいないぜ 諦めなきゃ道はある」と言った、そして気がつけばあれだけいた下級妖怪の群れはもう残りは2体になっていた、私は氷の日本刀に金色の光をまとわせ月の円を描き必殺技の構えに入った、そして神威もまるで熊と狼のような構えを取り右足に金色の光をまとわせて必殺技の構えに入った、そして私は金色の光をまとわせた日本刀を下級妖怪の化け狐に投げ化け狐が結界で防御しその日本刀が結界に突き刺さり止まったところに左足に青色の光をまとわせて火花とともに下級妖怪の化け狐の胸元に氷の日本刀を突き刺しそして青白い火花とともに爆発させた、そして神威も下級妖怪の化け猫に空高く飛び上がり上空で勢いよく空を蹴り金色の光をまとわせたジャンプキックで火花とともに貫き青白い火花とともに爆発させた、そしてこの戦いは無事に終わった、神威は私の肩を叩き「ちゃんと使いこなして守れたね」と言った、この力はこれからの戦いには必要不可欠なものだったのだろう、私はこの戦いでそのことを確かに実感したのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る