第13話 どうしたって好きなんだ あるがままの世界が
私、雪女である雪羽と氷河達が北海道でアイヌの人達に世話になっている頃、際羽と柚希は対魔士と勇者の一族が合同でいる神威の里にむかっていた、そしてその大まかな理由は私が適合した黒歴史の遺産である月の書のことに関してだ、そもそも黒歴史の遺産はどこの国も民族もその強大すぎる力が故に厳重に封印されている、柚希は際羽に「雪羽は答え見つけられるかな?あの力も未完成なのに」と問いかけた、すると際羽は柚希に「それこそ未完成で歯止めかけたら不甲斐ないや」と返した、柚希は「それもそうだね、氷河も雪羽のことを手放せないほど引き寄せられるなら」と言った、そう月の書を形式的とはいえ受け取ったのはこのチームのリーダーである際羽、彼女なのだから月の書の力は雪女である私のなかに宿るカムイの力に強く引き寄せられ適合しただけでその強大な力を私自身はまだ完璧に引き出してはいないのだから、時同じくしてアイヌの集落で私と雪羽と神威は焚き火を囲んで話し合っていた、神威は私に「あなたの新たに手にした力、カムイに引き寄せられて手にしたでしょ?でもあなたは月の書の完成した力は使わずに未完成のほうの力を使ってる、それはなぜなの?」と私に問いかけた、その問いに私は神威に「なぜなのかは正直、私にもはっきりとしたことはわからない、でも、それでもこの力でこの世界を守りたい、私はどうしたって好きなんだ あるがままの世界が」と言った、その私の答えに神威は嬉しそうに笑うと「私も、どうしたって飽きないや変わり続く世界が」と言った、これで神威が戦う理由が私にははっきりわかったあるがまま変わり続く世界の為に神威は漆黒の銀翼が解散してもなお彼女はそしてその戦う理由で彼女らしく戦っているのだと、そして時同じくして際羽と柚希の2人も北海道の対魔士と勇者の一族の里の本拠地である神威の里に辿り着く、神威の里の長と際羽と柚希の2人は鮎の串の塩焼きを食べながら黒歴史の遺産である月の書について話し合っていた神威の里の長は際羽に「黒歴史の遺産の力は雪女である彼女、雪羽を祝福したのだろう、まだ完成した力を引き出していなくても氷河に次ぐ君達の切り札だ」とすると際羽は「確かにそうかもしれませんが、私達は皆それぞれの道を歩んでる、それにあの月の書の力がどれだけ大きくても私は路頭に迷わず踏み出せば案外気楽のようでした」と返した、そう対魔士である際羽は月の書と同等とも言える鬼の一族、童子の血と力を受け継いでいたからだ、だから私が月の書の力に適合した時、際羽はその私が適合した黒歴史の遺産である月の書の力を受け入れ路頭に迷わず踏み出すことができたのだ、その会話を聴きながら1人の男が歩いてきた赤色とオレンジ色の服を着ていた、髪の色は紫で瞳は深紅だ、長が彼に「下級妖怪の撃退の任ご苦労だった、荒神来斗」と言った、そう彼こそ勇者の一族で唯一、神妖である雷神の血と力を受け継ぐ人間、荒神来斗だったのだ、柚希に来斗は「約一年も経ったのに下級妖怪の奴らは懲りないな」と言った、そう漆黒の銀翼が活躍して解散してからも下級妖怪は懲りずに出続け妖怪側、人間側もその下級妖怪の対処に追われていたのだ、その為、勇者の里の防衛じたいが手薄になりその為に予想外の敵からの奇襲をもろに受けてしまったのだ、柚希は来斗に「勇者の里が奇襲をもらうにくらうぐらいの戦力不足だったのも納得なんだけどさ、来斗あんたがいたら奇襲は防げたんじゃない?」と逆に柚希は来斗に問いかけた、その柚希の問いに来斗は「俺の力は使い方を間違えれば神にも悪魔にもなれる、2対1で戦ったとしても撃退ぐらいならできるさ」とある1人の対魔士が慌てた様子で長達に報告しに来た、「報告します!下級妖怪の群れがアイヌの集落に向かっています!」と際羽は「そのことなら安心してください、私のいや私達の頼れる仲間がいます」と返した、そして時同じくして神威と私の2人は下級妖怪の群れがアイヌの集落にむかっていることを感じ取り集落の前で防衛線を張っていた、神威は私に「今のあなたならあなたに眠るカムイの力と月の書の完成された力の一部を引き出せるはずよ」と言って私の肩を叩いた、もう私と神威の目には無数の下級妖怪の群れの赤色の目の光が輝いていた、神威は私に「生きろ生き続ければ答えはある」と言った、そして私は神威に「私のことは私が決める」といい月の書の力を解放して青色と金色の光に私は包まれ金色の月が施された青色の鎧をその身にまとい変身を遂げる、そして神威も背中から青色と赤色の光の翼を現し金色の光の熊と金色の光の狼のカムイを召喚しそして金色の光の熊と金色の光の狼が攻撃と防御を行いながら金色の光の熊が神威に覆い被さり金色の狼が神威の背中からジャンプすると青色と赤色の鎧に右半分に金色の熊が施された鎧と左半身に金色の狼が施された鎧を身にまとい神威も変身を遂げる、そして神威は「さぁ ここからがハイライトだ」と決め台詞を言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます