第12話 太古から繋がるこの太鼓が 永遠を信じる君への回答さ

十夜と遥香の2人が戦闘していることに気づいた俺、氷河と雪羽、神威の3人はそしてその戦いの現場へ駆けていた、まだアイヌの人達の宴は続いているまるで山が生きているかのように太鼓が鳴り響く、朝までまだ時間はある、さっさと片付けて宴のアイヌ料理を食べたい気持ちも当然あった、だが雪女である雪羽の中にもカムイが確かにその身に宿っている、神威は空高く飛び上がり背中から青色と赤色の光の羽をだし金色の熊、キムンカムイが神威に抱きつくと青色と赤色の左右非対称の鴉天狗の鎧と金色の熊の鎧をその身にまとい変身し飛行能力を使って十夜と遥香のいるもとに飛んでいった、青色と赤色の光の羽が空から舞い降り俺はその羽に触れた、そしてその次の瞬間、俺は気がついたら変身を遂げていた、おそらくはカムイの力の影響だろう、北海道なら神威のもつカムイの力は最大限に引き出せる、彼女が永遠を信じている当然だが理由もそこにある、カムイとはアイヌの言葉で神様だ、その力はこの北海道の地でなら神威、彼女のみならず俺や雪羽ですらその影響を受けるのだ、強いて言うならこれはカムイからの祝福だ、雪羽は青色の光とともに月の書の力で変身し俺と雪羽の2人は神威を追った、そしてやっと追いついた俺と雪羽は十夜にむかってくる戦闘員に青色の光をまとわせた発勁と回し蹴りを火花とともにくらわせ吹っ飛ばした、そしてコズミックルビーノヴァタイプになっている遥香は俺に「君が白川氷河ね!私は明星遥香!」と言った、彼女も青色の光をまとわせたチョップや発勁、キックで火花ともに戦闘員達を蹴散らしていく、そして飛びかかってきた戦闘員は念力で空中で拘束し爆発とともに戦闘不能にしていた、そしてそれを知ってか知らずかアイヌの宴の太鼓の音がより勇ましく鳴り響く、そしてその太鼓の音を聞いて俺は神威に「太古から繋がるこの太鼓が 永遠を信じる君への回答さ」と告げた、そしてそれを聞いた十夜は雪羽に「何て言うか惚れるなぁ、私も武蔵の血と能力受け継いでるから私もあんなこと言われたら」と言った、その言葉を聞いた神威どこかで吹っ切れたのか嬉しそう笑い「おかげでこいつらに遠慮せずに戦える!とっておきの見せたげる!」と言うと今度は金色の鹿のカムイを呼び出し攻撃と防御を行うと神威の背中から飛び上がりそして左半身に金色の熊の鎧と鹿の鎧を神威はその身にまとった、そして斬りかかってきた戦闘員を赤色の光とともに片手で火花ともに防ぐと強烈なアッパーパンチに金色の光の熊の爪の斬撃を火花ともにくらわせ空中に吹っ飛ばすと左足に金色の光をまとわせ金色鹿の光のツノ左足に現してそして火花ともに強烈な回し蹴りをくらわせ戦闘員を吹っ飛ばした、そう、これこそが彼女、神威が言っていたとっておき、カムイ2体をその身にまとうカムイ2体変身だ、これはカムイの力じたいがあまり副作用が少ないからこそできる変身だ、そしてカムイの力を使える神威にとっては言葉通りのとっておきだ、そして月の書で変身している雪羽も月の形をした日本刀を背中の鞘から抜き火花とともに次々と戦闘員を薙ぎ払う、神威は回し蹴りとともに青色の光の竜巻を生み出し戦闘員達を吹っ飛ばし右手に青色の光をまとわせ金色の光の熊の爪の斬撃をアッパーパンチとともに放ち爆発させ戦闘員達を蹴散らす、そしてカムイとともに鴉天狗の飛行能力と竜巻を生み出す力も一緒に使えるのが彼女、神威のもつ変身能力の最大の特徴でもある、だが同時に俺は神威の力に心の底から何故かぞくぞくしていた、神威は俺に「私のとっておきのカムイ2体変身はどう?」と問いかけてきた、そしてその神威の問いに俺は「ぞくぞくするよ 途方もない方が性に合って仕方ないぜ」と返した、するとどこか神威は嬉しそうに「言ったでしょ?まだ私自身がワスレガタキになるにはまだ早いって!」と言った、すると十夜も「私も負けてられないな!」と言い斬りかかってきた戦闘員をジャンプし宙返りしながら横十字の炎の斬撃を火花ともにくらわせそしてその横十字の炎の斬撃が胸にあたると十夜のあたり一面を炎が包みそして右半身に火の精霊の鎧と中央は銀色の鎧、左半身は黒色の鎧、右に腰ローブをまとった姿に変身を遂げる、そして変身した十夜は俺に「私も苦難なら何十回 何百回 何千回も飲み込んでやろうじゃない!」と言った、炎の斬撃を戦闘員に火花とともにくらわせ変身し空を飛んできた際羽が十夜に「その言葉、たしかに受け取った!」と返した、十夜の日本刀に炎が灯り戦闘員達と激しい剣戟が火花とともに繰り広げられる、雪羽は俺に「アイヌの人達に当たらないような技があるからそれで片付ける!」と氷の弓矢を作り出し1人の戦闘員にめがけてそして雪羽は氷の弓矢を放った、すると斬りかかった戦闘員からまるで拡散するように氷の弓矢がわかれ次々と戦闘員に火花とともに直撃し爆発した、そしてその激しい戦いの後、俺たちはまだアイヌの人達に世話になることになる。

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