第2話 はじまる未来だけを 今 願う
吹雪が吹雪く大山、冬将軍と戦う私、雪女の白山里雪羽と精霊変身を遂げた氷河、私と氷河はまず倒れている雪女たちからできるだけの距離を冬将軍と戦いながらとることにした、氷の日本刀の斬撃を氷河は火花とともにキックや手刀で防御しながらも青色の光をまとわせた右手からの発勁で冬将軍の胴体の氷の鎧に火花とともにヒビを入らせていた、私は左足に氷を作り回し蹴りを火花とともに繰り出した、やはり必殺技を決めない限りはどうやら冬将軍は倒せないようだ、氷河は私に「この山で月がよく見えるところまであんたが導いてくれ!雪女の里や雪女の人たちがいない安全な場所へ!そうしたら俺の技でこいつを倒せるかもしれない!」と言った、そして私も氷河の必殺技はそれほどの威力なのかはまだわかっていない、だがとにかく今の私は氷河の彼の言葉を信じるしかないのも確かなことだった、そして私は冬将軍の手に持っている氷の日本刀の斬撃と剣戟を私は避けながらも何とか雪女の里と倒れた雪女たちもいないできるだけ安全なところに冬将軍を誘導することに成功した、そして時同じくして氷河の頭上には青白い満月が光り輝くそして氷河は「よし、、、月が見えた!」と言った、すると氷河の全身にまとっている精霊の鎧が青白い光とともに眩く輝く、そして私は無意識のうちに氷河に私のありたっけの霊力を左手で送っていた冬将軍の両足を私の雪女の能力で凍らせながら、そして私は無意識のうちにこう氷河に言っていた「貴方に、、、力を」とそして氷河は月から膨大な霊力をその全身に受け取りさらに全身にまとっている精霊の鎧が青色に光輝くと両腕をクロスし大気のプラズマを集め両腕をひらくと青白い光の線が胸元に現れ両腕をL字に組むと青白い光とともに冬将軍にむけて光線が放たれた氷河は両足で支えてはいるが地面の雪を削り、そしてその放たれた光線が直撃した冬将軍は全身にまとっていた氷の甲冑がヒビからすごい勢いで砕けそして手に持っていた氷の日本刀も木っ端微塵に破壊されそして冬将軍はその姿を跡形もなく消しとばされそして冬の大山の木々も焼き払われ地面の雪も瞬く間に溶け、そして大爆発を起こした、氷河の全身にまとっていた精霊の鎧が青色の光が消えるとその放たれた光線の威力を私は知ることになった、えぐられた地面にバチバチと火花が飛び散るプラズマ、焼き払われた木々、更地となり溶けた地面の雪、だが何はともあれ冬将軍は倒され猛吹雪は去った、光線だけなら間違いなく八咫烏の能力を移植された黒斗に匹敵する力を氷河はもっている、ただ今の私は冬将軍を倒したことではじまる未来だけを今願う、ただそれだけだった、そして私と氷河が冬将軍との戦いから1日が経った、気がつけば私と氷河の2人は雪女の里で一躍有名人となっていたそして遭難の調査に来ていた遭難隊の人達にまでも冬将軍を倒したことは噂になっていた、遭難隊の隊長が「君はかつて漆黒の銀翼という部隊のことを知っているのか?」と氷河に問いかけた、氷河は遭難隊の隊長に「ああ、知ってるさ今じゃ有名な世間話だからな」と返した、そして私と氷河は遭難隊とともに雪女の里を後にした、遭難隊の隊長が言うにはどうしても私と氷河の2人に会ってほしい人がいるらしい、そしてその会ってほしい女の子は自身のことを伊邪那美家の対魔士と彼女は遭難隊に名乗り氷河の捜索依頼を出したらしい、山を降り遭難隊とともに人里についた私と氷河の2人は遭難隊のベースにて懐かしい対魔士と出会うことになる日本刀は持ってきてないが赤髪に焚き火のように真紅の瞳、そして白色と黒色の制服に黒色と赤色のラインが入ったニーハイソックス、寒さ対策にオレンジ色のブレザージャンパーを着込んでいた私は思わず「際羽!」と喜びの声をあげた、そしてそう、彼女こそが伊邪那美家の対魔士であり伊邪那美霊羽と姉妹である伊邪那美際羽だったのだ、際羽に喜びのあまり抱きついた際羽は私に「久しぶり、一年経っても人懐こいところは相変わらずのようね、雪羽」と私の名を呼んだ、今、対魔士である彼女は人間の側から妖怪に関するトラブルやいざこざを対魔士として解決することに尽力している、私と氷河の未来はまだ始まったばかりだが、かつての戦友とこうも以外なかたちで再会することになるとは思いもしなかった、際羽は抱きついた私を放すと氷河に「あんた、また派手にやったわね、あんたの技は月があると最大限の威力になるから要注意なのに」とすると氷河は際羽に「でも出来るだけ安全なところで雪女の人たちや遭難隊の人達にはあたってないから」と言った、あの光線の威力は間違いなく月があったから放てたということは妖怪であり雪女である私でもはっきりとわかることだ、そして際羽はあの光線が妖怪や人々にあたることを懸念していたのだ、遭難隊のベースで私と氷河、そして際羽の3人には遭難隊から鮎の串焼きと鹿肉の刺身と熱々のぼたん鍋がもてなされた、そして際羽が来た理由はこれから妖怪であり雪女である私、雪羽と彼、氷河の運命を決定的に変えていくような以外なことだった。
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