学園反逆ブラッククロウ 外伝 白銀の魔女

ハガネ

雪女邂逅編

第1話 凍りついた 記憶が目覚める瞬間

かつて妖怪と人間で大きな戦いがあった、黒斗たち漆黒の銀翼の活躍により妖怪と人間の関係は平和そのものとなった、そして漆黒の銀翼が解散して約一年がたった、私、妖怪の雪女こと白山里 雪羽は人間のいる人里におり平和な日々を満喫していたかつて人間と妖怪で大きな戦いがあったことは忘れてはいない、その過ちを繰り返さない為にも妖怪側も人間のことを知ることが必要とされたからだ、雪女の里に私は帰る途中にある山で遭難した人間を見つけ助けることにした、雪女の里の私の家に連れて帰るとまず今にも力尽きそうなその人間に暖かい日本酒を飲ませた、幸い意識を取り戻した彼に私は「あなたは誰?ここは鳥取の大山よ、雪で遭難するなんてしかも私が妖怪だと意識がなくてもわかっていたのよね?あなたは」とすると彼は「俺は白川 氷河だよ、代々ある妖怪の血を受け継いでいてね、あんたが雪女だってことは何となくわかるよその瞳も髪も人間って感じはしないし」と私は驚いた妖怪だとわかれば誰だって警戒はするはずだ、そして私はどこか懐かしい感じが彼からはしていた何処か黒斗のような暖かさを感じていた、そして私は銀髪に水色の瞳をもつこれは雪女であるが故の特徴だ、そして雪女である私も人間で言えば高校生くらいの年齢だ、そしてどうやら彼、氷河は鳥取の大山に観光で雪山を一人で登っていたそうだそんな中彼は遭難してしまい食料も底を尽き意識を失ってしまったらしい、ある調査も兼ねて1人で雪降った鳥取の大山に来ていたこともこの時、私に話してくれた、気がつけば私は彼、氷河に心を許していた、彼の瞳は青色の瞳は常に前に進むことを考えているそう感じていたからだ、そう考えていると雪女の里の街の中で爆発の炎が光った、私は氷河に「あなたは私の家にいなさい!おそらくは下級妖怪の仕業ね!ここは私たち雪女の縄張りなんだから!」と言ってドアを開けると一目散に私は現場に駆けて行った、そこで雪女である私が見たのは倒された雪女たちと氷の甲冑にその身にまとった下級妖怪の冬将軍の姿だった、手の震えを抑え私は戦うことを決める、おそらく冬将軍の目的は氷河だろう、氷の日本刀を振り上げると青色の光の衝撃波が私を襲った、咄嗟の判断で私は氷の防御結界を作ったが一太刀でその氷の防御の結界を火花とともに破壊されてしまった、だがその隙に私は右手に氷を作り出し冬将軍の胴体に火花とともにストレートパンチを決めた、が冬将軍はその攻撃をまるで予想していたかの青色の光を左足にまとわせて火花とともに回し蹴りを私に決めた、私は雪の山に吹っ飛ばされ倒れこんだ、何とか起き上がるが私はかなりのダメージをくらってしまいもうフラフラだった、冬将軍はトドメを刺そうと言わんばかりに氷の日本刀を振り上げ一太刀を振り下ろし青色の光の衝撃波を放った、もう終わったと私は諦めかけたその時だった氷河が私のもとに駆けつけ青色の光の衝撃波を青色の光をまとわせたストレートパンチで火花とともに相殺した、私は「逃げなさい!あいつの目的はあんたよ!」と氷河にむけて叫んだ、吹雪の中、私に氷河は「ああ、知ってるよ俺はそのことの調査のために大山に来たんだ、冬将軍が妖怪と人間に危害を加えていることは知っていたからな、それにあんたは命の恩人だ、恩を仇で返すわけにいくかよ!」と言った、そして私と氷河に対して氷の日本刀を構える冬将軍に対して氷河は私に隠していた変身能力を使うことを決める、白い巨大な鷹の精霊と鬼の仮面が氷河のまわりをかこみ攻撃と防御しながら鬼の仮面とともに白い巨大な鷹の精霊が氷河の背後から覆い被さりそして白い巨大な鷹がその大きな両羽をひろげると左右非対称の右腰に白いの鷹の羽の腰ローブと左肩には鬼の仮面をその身にまとった氷の精霊の鎧をその身にまとい変身を遂げた、そしてその姿に私の中で凍りついた記憶が目覚める瞬間だった、何故ならその姿は漆黒の銀翼に所属していた精霊変身した黒斗のその姿に何処と無くだが似ていたからだ、私は思わず精霊変身した氷河の姿に「黒斗」と呟いた、白銀の雪山を青白い綺麗な月が照らす中私と氷河の冬将軍との戦いが今まさに始まろうとしていた、そして時同じくして雪山を遭難した氷河を探していた遭難隊の隊長は「月は出ているか?」と遭難隊の部隊の1人に問いかけた、その問いに戸惑いつつも部隊の1人は「何ですか?」と質問した、遭難隊の隊長はその「月は出ているか?」と言う問いを言葉を変えて遭難隊の部隊の1人に再度問いかけた、遭難隊の隊長は「月は出ているのかと聞いているんだ」と氷河の能力と月にまるで何か関係があるかのように、そして冬将軍と戦闘に入る直前となった私と氷河は戦闘態勢に入り構える、吹雪が私と氷河、そして冬将軍の姿を見えなくしていく、そう、今思えばこの出会いが私と氷河の運命を変えていくきっかけだったのかもしれない。

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