第22話 行け 風の如く 魔界の剣士よ

私たちは無事に閃忍、紫電疾風とともに酒吞童子とともに鬼の里に辿り着いた私達はそしてそこで以外な状況を伝えられる、下級妖怪の群れの大量発生には黒歴史の遺産である月の書が影響していることだった、だが黒歴史の遺産である月の書の力は今のところ雪女である雪羽はちゃんと制御出来ていた、そしてその頃、同じく鬼の里を目指す魔戒騎士の男の姿があった、金色のマントにオレンジ色のシャツ、ライトレッドのシャツ、赤色の髪に橙色の瞳、彼の名は王道来牙、手には金色の柄と緑色の青色の紋章が刻まれた剣を持っていた、老人を下級妖怪の化け夜叉から助け、鬼の里の防護結界のちかくで老人を守りながらも彼は戦っていた、化け夜叉の剣戟を軽やかにいなすと金色の光を纏った蹴りを撃ちこみ吹っ飛ばした、そして上空に舞い上がった化け夜叉を手に持った剣で飛びあがり金色の光を纏った一太刀で斬り裂き爆発させそして倒した、そして道案内した老人に来牙は「ここまでありがとう、ゆっくり帰りなよ」と言いまるで通り去る風の如く鬼の一族が住まう鬼の里に入った、そしてその来牙の姿を見た老人は「行け 風の如く 魔界の剣士よ」と言った、そしてその頃、鬼の里に侵入した下級妖怪の一体である氷鬼と柚希は戦っていた、剣戟で氷鬼の氷の矢の攻撃をいなして裁き、赤紫色の光を纏った斬撃を火花ととともに次々とくらわせていく、そして柚希は赤紫色の日本刀を頭上にかざし水色の光の円を描き勇者の鎧を纏って変身を遂げる、そして氷鬼の手に持った氷の日本刀の振り払いそして氷鬼を米俵に吹き飛ばした、そしてその隙に柚希は魔戒騎士、王道来牙から教わった必殺技である閃光鬼神撃の構えをとった、そして柚希は「お前の因果、私が解き放つ!」と言い赤紫色の光を纏い一瞬の赤紫色の光の閃光となり氷鬼を斬り裂き柚希は日本刀をゆっくり柄におさめながら氷鬼が背後で爆発するとともに氷鬼を倒した、それを密かに見ていた疾風は「あれは確か魔戒騎士の技のはず何故あの子が使えるんすか?」とどこか不思議がっていた、閃光鬼神撃はその相手の因果すら断つことができる強力な技だ、その後ろから鬼の里にやってきた魔戒騎士の王道来牙が気配を消して後ろから疾風に「それは俺が教えたからだ、あそこまで技の威力が上がるとは俺も思ってなかったが」と言った、そしてその言葉を聞いた疾風は来牙に「へぇ~そうなんすね、って!あんた誰ですか!?」と思わず驚いた声をあげ置かれていた竹が疾風の頭上を直撃しそうになったその瞬間、来牙は飛び蹴りで疾風の頭上を直撃しそうになった竹を蹴りとばし激しい土煙があがった、柚希は「来牙、疾風いるんでしょ?隠れてもあれじゃ意味ないわよ」と言った、来牙と疾風の二人はゆっくり柚希のもとに歩いてきた疾風は「柚希さん!?いつ頃、魔戒騎士の技を教わったんすか!?私は今そのことで頭いっぱいいっぱいですよ!?」と驚いた、そしてそれもそのはずで今の私、柚希がいるチームの中で彼、魔戒騎士、王道来牙から直々に閃光鬼神撃ともう1つの魔戒騎士の技を教えられ無事に習得できたのは私、勇者の一族である夏川柚希とそして退魔士である伊邪那美祭羽だけだからだ、そしてそのことは氷河も雪女である雪羽ですら知らない、そんなことより私が気になったの来牙の持つ剣だ、普段彼は金色の柄と緑色の剣を持っている、だが何故か金色の柄と緑色の青色の紋章が描かれた剣を持っている、私は来牙に「その剣が変化してるってことはかなり戦ったようね、しかも剣から出てる妖気は下級妖怪の氷鬼の物ね、しかもかなりの数を狩ったのね」と言った、すると来牙は「ああ、ここに来る途中に少し迷って老人に案内してもらったんだ、そこで氷鬼と出会ってな戦いながらこの里に辿り着いた」とおそらくだが来牙は何も食べずに戦闘に専念したのだろう、ずっとどこか食べ物に飢えた瞳をしている、空腹でも五日間はもつ魔戒騎士をそこまで追いこむほど下級妖怪の大量発生は増えているのだ、私はため息をつくと「鬼の一族の人たちから何か分け与えてもらいなさい、あんたも派遣できたんだから」と言った、気前のいい鬼の一族の人たちは来牙に食事をふるまった、疾風は「あなたがあの閃光鬼神撃を教えたんすね、実力は随一みたいのようですし」と言った、来牙は食べながら疾風に「ああ、だが閃光鬼神撃はその使い手次第で威力が変わる技だ、すぐには習得は俺もできなかったさ」と言った、それを聞いた疾風は「みんな、苦労してるんすね、私なんか相手が自分より強かったら相手を自分より弱くすることばかり考えてしまいますよ」と来牙は疾風に「君のその考えも間違いではない、あいつらがそうやって強くなっていたみたいにな」とそしてこうしてようやく鬼の里に魔戒騎士、王道来牙が足を踏み入れた。

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