概要
30年の封印を経た超絶ヴィンテージの傑作、その深き味わいに潜むもの。
※本稿には作品のネタバレ要素が含まれます。
皆様は必ず、ブルーレイ等で『ヴイナス戦記』の本編をご覧になってから、本稿をお読み下さい。絶対にですよ!
『ヴイナス戦記』(1989)。
安彦良和監督の手になる劇場アニメの傑作であり、
公開以来30年にわたって“封印”された“幻の超大作”。
ようやく2019年になってブルーレイ化され、
超絶のヴィンテージともいうべき味わいが、21世紀に甦りました。
それにしてもこの傑作、どうして公開当時、アニメファンにヒットせず、歴史のシャドウゾーンに潜むことになったのでしょう?
そんな疑問を持ちつつ再観賞を重ねますと、登場人物の行動の裏側に隠れていた、意外な物語が見えてきました。
クイーンのミランダが母親のように優しく変貌したのは、なぜか。
マンハッタンのオ
皆様は必ず、ブルーレイ等で『ヴイナス戦記』の本編をご覧になってから、本稿をお読み下さい。絶対にですよ!
『ヴイナス戦記』(1989)。
安彦良和監督の手になる劇場アニメの傑作であり、
公開以来30年にわたって“封印”された“幻の超大作”。
ようやく2019年になってブルーレイ化され、
超絶のヴィンテージともいうべき味わいが、21世紀に甦りました。
それにしてもこの傑作、どうして公開当時、アニメファンにヒットせず、歴史のシャドウゾーンに潜むことになったのでしょう?
そんな疑問を持ちつつ再観賞を重ねますと、登場人物の行動の裏側に隠れていた、意外な物語が見えてきました。
クイーンのミランダが母親のように優しく変貌したのは、なぜか。
マンハッタンのオ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!灼熱のヴィナス
こんばんは!
コメントします。
当時のアニメ界の事情にはくわしくありませんが、私はリアルタイムで原作を読んでいました。
ゆえに、漫画版としての感想ですが……
確か、連載は月間『ノーラ』でした。
たがみよしひさの『ナーバスブレイクダウン』長谷川裕一の『マップス』も同誌だったと思います(富士宏が短期間連載していたような気がするが、あれは一体何だったんだ……?)。
金星に隕石が衝突したことにより生命活動が活性化されて、人類が移植して……というスタートで、ヒロ編と、彼の属す国家と敵対していた側の二部構成だったと記憶していますが、単に戦争者モノではなく宗教観や移民世代間の確執、戦争のえげつなさ、国家の…続きを読む