こんばんは!
コメントします。
当時のアニメ界の事情にはくわしくありませんが、私はリアルタイムで原作を読んでいました。
ゆえに、漫画版としての感想ですが……
確か、連載は月間『ノーラ』でした。
たがみよしひさの『ナーバスブレイクダウン』長谷川裕一の『マップス』も同誌だったと思います(富士宏が短期間連載していたような気がするが、あれは一体何だったんだ……?)。
金星に隕石が衝突したことにより生命活動が活性化されて、人類が移植して……というスタートで、ヒロ編と、彼の属す国家と敵対していた側の二部構成だったと記憶していますが、単に戦争者モノではなく宗教観や移民世代間の確執、戦争のえげつなさ、国家の冷酷さ、ヒーロー性、本来は弱者であるはずの被災者の澱みなど、様々な問題を孕んだ物語でした。
勧善懲悪やヒーローががんばった、活躍したなどという次元ではなく、いいも悪いも、正しさも過ちも灼熱のヴィナスにぶちこまれた傑作だと思っています。
確かにおっしゃるとおり、マギーの存在は大きかったなと感じます。
出番は多くなかったですが、戦争と日常(いや、戦争によって日常を奪われた者としての立ち位置だったか……?)をつなぐ、灯台的なキャラクターだったと思います。
天才安彦良和氏が、古代史をテーマにした漫画に手を出す前の、SFしてた頃の傑作だと思っていますが……うわぁ、懐かしいタイトル、眼にしたぞぉ!
惜しむらくは、引っ越しのどさくさにまぎれて、いつ間にかなくしてしまったことです(思えば、『クルドの星』も……くぅ!)
カセットには今でも『ヴィナスの風』、入っています(『宇宙皇子』の『かぎりなき愛を』の次だ、わははは)。
しかし、アニメ版、脚本が笹本祐一って……知らんかった!
……あ、いかん、レヴューっていうより、コメントじゃった。