概要
いつかまたレトロダンジョンが持て囃されるその日まで!
皆さんは、回転床というものをご存知だろうか?
かつて、まだダンジョンが線と面で構成され、派手で美麗なビジュアルも、世界観を匂わすオブジェクトも無かった時代。
ダンジョンの奥で待ち受ける、方向感覚を狂わせる罠。
それが、回転床だ。
この物語は、いまや斜陽産業となったダンジョントラップの設計施工を行う迷宮工房が、罠への情熱と勢いで、顧客の無理難題へ挑んでいく、その一部始終を収めたルポルタージュである。
かつて、まだダンジョンが線と面で構成され、派手で美麗なビジュアルも、世界観を匂わすオブジェクトも無かった時代。
ダンジョンの奥で待ち受ける、方向感覚を狂わせる罠。
それが、回転床だ。
この物語は、いまや斜陽産業となったダンジョントラップの設計施工を行う迷宮工房が、罠への情熱と勢いで、顧客の無理難題へ挑んでいく、その一部始終を収めたルポルタージュである。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!例え時代が変わっても、好きだという気持ちを捨てる必要はないのだと…
ファンタジー世界の職人さんと、その取材をするライターさんのお話。
コミカルで軽快な描写はとても読みやすくどんどん読み進めてしまいましたが、内容は決して軽いものではなく、自分が愛したものが時代遅れだと世間に評価されてしまうと言う時の流れの残酷さや、流行り廃りは世の常だと理解しつつも夢を諦めきれない大人たちが必死に足掻いて生きている様が描かれる熱い物語でした。夢を諦めずひたむきに走り続ける人はカッコいい…!そんな風に思える素敵な物語でした。
世界観や設定なども面白くて、細かい部分まで興味深く読むことができましたが、キャラクターたちも皆とても魅力的で、主人公もカッコ良いし、出てくる女の子たちも可…続きを読む