Pardon

帝国との戦争に敗れ、捕虜となった百人は粛清のギロチンに怯えていた。

しかしそこに朗報、帝王にお世継ぎが産まれ、捕虜に『恩赦』が出るという。

やっと掴んだ生き残れる手段、だけどもこれまでの慣例から恩赦を受けられるのは一人のみという。

捕虜たちにあるのは己が身とそれぞれが持つ『点』としか呼べない情報のみ。

しかし点と点を結んで線とし、線を囲んで絵にすれば、恩赦に届きうる『証言』に成り得た。

そのための情報収集、時に調べ、時に交換し、時に奪い去る。

こうして地味で静かな殺し合いが始まった。

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ゲーム原案小説を集めると知り、発作的に書きました。

ですが良く良く読むとツクール系、ならば対戦よりはRPGのような一人向けだったと書き終わってから気がつきました。

まぁでも、箱庭デスゲームの変異種としてお楽しみ下さい。