第1章 ―魔法も使えない“無能”な長男― 第4話~6話
第1章 第4話
第2節 ―シャーマンを魔法至上主義の生贄に―【前編】を読んで
ここでとても気になったのが『怖いほど当ててくる霊媒師』。
当てるのではなく、当ててくるという言い回しは凄く気になった。何かあるのでは? 何かの伏線なのかな? と感じた。
主人公の父、英治の怖さと言うのは威圧感なのだろうかとも思う。穏やかに何かが進行しているように見えて、画策しその通りにしようとしているようにも感じる。
もちろん、それが真の怖さであるとはこの時点では言えないが、なんだか怖い人だなということが、伝わってくるのである。
そのためには非礼なことがあっても見逃す、そんな風にも取れるのである。
周りの人がどうにも王だから怖がっているようには思えないのだ。どうにも他の要因があって恐れているように感じてしまうのは、思い過ごしだろうか?
この先の展開が凄く気になりました。
第5話
第2節 ―シャーマンを魔法至上主義の生贄に―【中編】を読んで
あらすじを読むと非情な父という印象を受け、どんな父親なのだろうか? と思っていた。それは暴力的な人なのだろうかと想像していたが、彼の怖さはそういう類のものではないなと確信。もちろん”虐待”がどんなものなのかまだ明かされてはいないので、断言することはできないけれど、少なくともここまでを読む限りでは想像とは違う怖さを持っていると感じる。
ただし、彼の怖さは”国王”という立場と相まって発揮されるものだとも感じる。
つまり彼は自分の立場も考えたうえで、自分の思い通りにするための流れを作ることが出来るのではないだろうか?
使い方によってはその賢さは、危険だと感じた。
そして暴言でもなければ暴力でもない、話の流れや彼の言動だけで怖さを醸し出すことが出来ることも凄いなと感じた。
主人公の父の目的、企みとは一体……?!
第6話
第2節 ―シャーマンを魔法至上主義の生贄に―【後編】
これは恐ろしい!
母のことに関しては、それが事実なのか疑いなのか判断が出来ないが、冒頭の方では父は主人公のことを可愛がっているように感じるからである。
穏やか人ほど何を考えているのか分からず、怖いなと思うのだが。
ここではまるで”この時を持っていた”と言わんばかりの、父の言動に恐怖を感じた。
物語自体は書こうと思えばだれでも書けるものだと思うが、難しいのは読者に感情移入をさせたり、感情を動かすことなのだと思っています。なので、そういう意味でも、”怖い!”と思わせることが出来るのは凄いなと思いました。
ここでは、日本との関係も明かされていて、更にどんな世界観なのかが分かる。
自分は、この国を中心とし他の国はあまり出てこないのだろうと想像していたので、とても意外に感じました。それと同時に、たくさんの国の中にある一つが舞台なのだと、改めてこの物語での世界の広さを感じ取ることが出来たと思っています。
物事は父の思惑通り進んでいるように感じますが、この先どうなってしまうのか、ハラハラします。
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