7月

国を憂える者のつぶやき

さんかく ひかる様作

https://www.alphapolis.co.jp/novel/681078910/781558293

(作品URL)


【物語は】

 なんだろう? と思う始まりから入っていく。

 これから何が伝えられるのか、タイトルにヒントがあるにも関わらず不思議とそのことを忘れてしまう。文学的な作品であり、不思議な感覚を齎す。


【感想】

 エッセイのような流れなのかな? と思っていたらなるほど文(ふみ)かと納得しました。

 これは純文学ですね。近現代文学のようなお洒落さもあって好きです。

 そして初めは何かこう、人に煙たがられる話なのかと思っていたら、その共通点から更に話が展開されていき、落ちがある。

 ショートショートってきっちりとしたメッセージがないと終着点が難しいなと感じていたので、こちらの作品は凄いなと思いました。

 しっかりとしたテーマとメッセージがあり、構成が巧く、”なんだろう?”と興味を引く展開でもある。

 文体も美しく、大人向けの物語だなと思いました。

 もちろんメッセージを向けている層は大人(成人)ではあるとは思いますが、まだ未成年の相手にもこれからそうなった時、思い出して欲しいメッセージであるとも思いました。

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