第2話~20話まで
六月の雨
【第2話を読んで】
主人公は教師ではあるが、大人気ない部分もあるようだ。
女子生徒の言葉を冷静に受け止めている(内容を)部分もあるし、その失礼な物言いにムッとしている部分もある。
あらすじを読んで彼女に向かって理性を失うような状況になるのかと想像していた。そうなるのか、とちょっと予想外で驚く。(ネタバレになるので詳しくは書けないが)ここからどういう展開へ続くのか気になります。
【第3話を読んで】
非常に展開、物語の流れが自然だと感じた。
彼が呟いたことが、こんな風に繋がるのかと驚きました。
恐らくこれから明かされていくことは、主人公の人となりや女性に対しての姿勢に繋がるものだと思う。人は経験が言動や性格へ影響する。
一体何があったのか、とても気になるところです。
【第4話~5話を読んで】
この主人公の経験は、何に影響しているのだろうか?
この件については、真実は分からない。
気にはなっていても、話しかける勇気もない。そうこうしているうちに、話すらできない状況になってしまう。
しかしこの記憶があるということは何かしら心残りがあるということ。
そしてここで思い出すということは、このことが女生徒ととの間に何か関りがあるということなのではないかと思う。それは心理的なものかも知れないし、行動に移すということなのかもしれない。
先を読まないと正しいのかは分からないが。
どうなるのかとても気になります。
【第6話~第9話を読んで】
再会からの話しはとてもハラハラする。
タグの性描写アリというのが、良くないことを想像させるからである。
主人公の家にたむろしているのは男子学生たちだからだというのも大きな要因だろう。主人公はあの頃のことを聞くこともなく、ただやはり心残りがあるように思える。これは主人公が抱える過去であり、秘密のようにも思えてしまう。
構成自体がネタバレになりそうなので多くは書けませんが。
【第10話~第13話を読んで】
何があったのか? など知りたかった部分が明かされていくが、悪いのは彼女ではないのだと思う。
簡単に言ってしまえば、女性は仕事として純粋に接する。それは教師と生徒という関係でも同じであり、純粋な想い。それを男性は勝手に好意と勘違いすることが多々ある。
問題はそこではなく、勝手な判断が招いた結果なのだろう。彼女は自分に非があると思い、生徒の将来も考えた。どちらが良いのかは分からない。
そして主人公は彼女が応えてくれていたのは、同情と取ったのかもしれない。
なんとも複雑な心境になる展開である。
【第14話~第20話】
主人公と彼女がすれ違っているのはなんとなくわかる。
だが主人公はそれが何かを分からずに焦り続けた。
20話にしてここまで抱えていた違和感の正体がわかる。主人公は大切なことを言っていない。男女の恋愛がうまくいかないのは、言葉にしないということが理由なのだと思う。求める=好きでも愛でもない。
想いは口してこそ相手に伝わる。全ての人がそうとは言えないけれど、男女の恋愛に対しての感覚は違うものだと思う。
そんなことを考えさせられた。
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