2022年10月5日 日本史を学ぶ

 前回の投稿の通り、現在減量中のわたし。あれこれ実践中なのだが、まだ試行錯誤している段階で、全く減量生活に慣れておりません!!結果もでておりません!!ってことで減量の話がまた今度。


 さて、最近私の好奇心をわしづかみにしているのが、日本史である。なぜ急に日本史?だれの影響?きっかけは?というところから書こうと思うが、そもそもこれというきっかけは・・・・・特にない。だけどもプチきっかけみたいなものが積み重なって、大きな好奇心になったという感じなのだ。


 プチきっかけの一つ目は、読書の幅を広げたいという思いからである。読書するようになったのは高校生の頃で、当時は恋愛小説にどっぷりはまり妄想を膨らませていた。社会に出てからは自己啓発やライフハック系のビジネス書をかじったり(ほぼ役に立ってないけど)、旅行記、エッセイ、回顧録など(人の生活が気になるタイプ)あれこれ読んできた。30代に入ってからはミステリーを一気読みするのが休みの楽しみにもなった。


 そんな中で、手を出していないジャンルが「ファンタジー系」と「時代・歴史小説」だったのである。ファンタジー系は、これはもう完全に好みだと思うのだが、私は現実に起こりえない話にどうしても情移移入ができず、断念してきた。私のファンタジーの限界はハリーポッターです。ごめんなさい。そして、時代・歴史小説。これについては私の日本史の知識が常識以下だったので避けてきたのだが、ファンタジーよりは読めるのではないかと思ったのだ。


 プチきっかけの二つ目は、ポッドキャストの影響だ。私は就寝前にポッドキャスト番組を、たいてい二つ聞いて寝ているのだが、一つ目は自分の興味のある内容のものをチョイス。たいてい曜日で何を聴くかは固定している。そして二つ目の番組は、するりと眠りに入るためにも、あえて興味のない番組を選ぶ。経済について話をするお堅い番組の時もあれば、英語の番組、全く興味のないアイドル話など。

 先日たまたまその二つ目候補として選んだのが、日本の歴史についての番組だった。その時は鎌倉時代についてやっていたんだけど、若い(声質からしてそうだと思う)男子4人の軽快なトークで鎌倉時代を読み解いてくれており、知識ゼロの私にも大変楽しめる番組だった。


 そしてプチきっかけの3つ目は、国内旅行をより楽しむためである。コロナ禍を通して、旅行に行けることがこんなにも魅力的で、貴重だったんだねーと思った私は、今後旅行するなら、これまでの2倍も3倍も楽しんでやるっと変な欲が出たのだ。いつもはいけない流行りのお店や人気スポットを楽しむ旅行もそれはそれでよいけれど、その土地の歴史や文化を学ぶ旅行も楽しんでないかい?と思ったのである。


 こうしてプチきっかけが積み重なったときに「そうだ、日本史を学ぼう!」って思ったのだ。


 ここで私の日本史の知識レベルのご紹介だが、これまた大変恥ずかしいことに、ほぼ赤ちゃんと同じレベルである。確かに小学校でも中学校でも授業で学んだはずなのだが、まーったく覚えてないのと、高校に入ってからは世界史だった(という言い訳だけど、世界史もほぼ赤ちゃんレベルなんだこれが)ということで、のびしろしかない状態。信長、秀吉、家康がどっち向いてんだかわかってなかったし、幕末って結局何が起こったの?状態なのだ。


 ということで、まずはネットで<日本史・ベストセラー>で検索して、本屋に向かった。ベストセラーになっている本は、大変わかりやすく書いてあるとレビューには載っていたが、私にはおそろしくちんぷんかんぷんであった。

 

 あきらめようかなーと思いつつ本屋をうろうろしていると房野史典さんの【13歳のきみと、戦国時代の「戦」の藩士をしよう。】という本を見つけた。房野さんはお笑い芸人をされながら、歴史についての本をたくさん出されているようだ。私は13歳ではなく39歳だけども、入門書にはピッタリということだったので、こちらを購入して、現在3回通読した。


 まずもって、こちらの本、とても分かりやすい。現代語訳なのはもちろんなのだが、オノマトペ満載で今風の言葉にすべて置き換えてくださっており、すいすい読める。いろんなことが端折ってあることはなんとなくわかったが、戦国時代についてどひゃーと流れをまとめてくださっており、しかも歴史用語も一つ一つ説明してくださっておる。そしてとにかく面白い。妄想だと注釈しつつもセリフがいちいち面白いのだ。さすが芸人さん!!そして各章のラストには、この出来事からどんなことが学べるかが房野さんから読者へのメッセージとして書いてくださっており、これまた勉強になるのだ。すっかり房野さんのとりこである。

 

 戦国時代限定ではあるがどうにか入門はできた私は、続いてYouTubeを見漁った。たくさんの方が面白い動画を作ってくださっていた。そしてわかったのは、現代でも、どんどん新しいことがわかってきているということだった。教科書に載る内容もゴロゴロ変わってきているのだそうだ。私はようやく理解した。そうか、まだまだ分からないことがたくさんあるから、こうして研究して、勉強するんだな。そして当時の人々が何を考え、どういう未来を願ってその行動をとったのか、そういうことが少しでも理解できれば、現代の私たちの一人一人の生活に活かせることなのかもしれない、と。


 ということで、壮大な話になってしまったけれど、日本史の入り口に立ったばかりの私。目下の目標は「好きな有名人は誰?」と聞かれたら、日本史に出てくる人物を出せるようになることである。いくつになっても学びは楽しい。

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