2022年8月20日 腹巻きの夏
暑さが厳しい2022年の夏、私ももれなく「暑い暑い」と言って過ごしているのだが、今年の夏の過ごし方が変わったので、記録として書いておこうと思う。
これまで私は真夏に着るものと言えば、Tシャツ×薄手のカーディガンが定番だった。30代も後半になってくると、ノースリーブの勇気はないし、エアコンが効いているところだと少々肌寒さを感じるから、この組み合わせがベストだった。
しかし、今年の夏はその組み合わせだと不十分だった。冷え性が進んだのか、どうなのか理由はわからないけど、外を歩いている時は死ぬほど「暑い」と思うものの、エアコンの効いている部屋に入った途端、鳥肌が立ってきて身体全体がぞわぞわするのだ。それだけなら我慢できるのだけれど、胃腸に影響が出るようになってしまい、トイレがお友達状態に…。これは何か対策が必要だと考えるようになった。
早速、ネットや雑誌の情報から、
・お風呂はシャワーで済ませるのではなく、湯船につかるべし
・1日1汗はかくべし
・暑い時も冷たい飲み物&食べ物は控えるべし
というようなことが書いてあったので、早速実行してみたのだが、効果が見られない。
仕事の時は長時間クーラーにさらされるので、インナー+長袖カットソー+スーツジャケットという組み合わせに変更して、体感としては寒さは感じなくなったものの、やはり胃腸の調子はいまひとつ。
どうしたものかと思ってネットで色々探しているうちに、リスティング広告で挙がってきたのが、「夏の腹巻き」だった。冬用のものに比べるとすっきり薄手で、肌触りもサラリとしているものらしい。色々見ていくと値段も様々のようだ。中にはシルク素材のものもあり、びっくりする値段がついていた。
肌触りが重要な気がしたのでネット購入はやめて、早速下着屋さんへ行ってみた。下着屋さんには、シンプルなものから、かわいいイラストが描いてあるもの、スポーツタイプのようなものもあり、その品ぞろえに感激しつつ、お手頃価格かつ、シンプルで、肌触りもさらっとしたタイプの夏用腹巻きを2枚を購入した。
それから毎日身につけて外出している。最初はおなかの中央に来るように付けていたが、下っ腹あたりにつけていた方が、洋服に干渉しないし、食事をする時も苦しくならないことがわかってきた。
そしてなによりびっくりしたのが、腹巻きをしたらおなかが温まるということだ。(いや、すごく当たり前なのだけれど…)お手洗いで、ふとおなかに手を当てたときに、「おなかがあったかい!!」と感じるのは、私にとって新鮮だった。ということはこれまでは、やっぱりおなかが冷えていたんだということも分かった。
おかげで胃腸の調子も戻ってきて、腹巻きライフを謳歌しているのだが、一つだけ困ることがあるとしたら、暑い時に簡単に脱げないということだろう。先日、取引先での3時間に及ぶ会議があった。これまでお邪魔した経験からも、毎度キンキンにエアコンがかかった会議室での3時間拘束。お手洗いもなかなかいけないので、私は万全の体制で臨むことにした。インナー+腹巻き+長袖ブラウス+ジャケット+パンツスーツの足首には薄手のレッグウォーマー(これも下着屋さんで進められて購入した夏用のもの)という完全装備である。
会議室に通された時、予想通り17度というガチガチの温度設定だったため、「あ~よかった、やっぱり完全防備して正解♡」と思いつつ会議スタート。しかしながら20分ほど経過したところで、「寒い」という声が挙がってエアコンストップ。窓を開けると外がうるさいという理由で、窓は閉めたまま、扇風機だけで会議は進行されることになってしまった。
こうなってくると、大幅に読みが外れてしまった。時間がたつにつれてじっとりと汗をかいていく。けれども取引先だし、私一人に合わせて「エアコン付けてほしい」とも言えないし、そこは耐えるのみ。途中プロジェクターの映像を見るために会議室が暗くなった時に、こっそりレッグウォーマー外したが、きっと近くに座った人にはばれていると思う。この場で謝ります、はしたなくてすいませんね。
3時間後、<ゆでだこ>のような状態で会議は終わり、結局いつも通りトイレへ駈け込んでようやく腹巻きを取ることができた。
そんなわけで、多少のマイナス点もあるものの、腹巻きのおかげで体調も落ち着いてきた。今度はかわいいイラストのついた腹巻きでも買おうかなと思っているアラフォーです。
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