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  • 悪四郎のおおらかな笑顔の裏に、どれほどの葛藤があったことでしょう。
    良い決断をなさいましたが、また泣いてしまいました…。
    情けをかけることは、時には辛いことですね。

    でも、長尾兄弟が助かって本当に良かったです。

    作者からの返信

    ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    >長尾兄弟が助かって本当に良かったです。

    そのお言葉をお聞きできて、とても嬉しく思います!

    このエピソードは『吾妻鏡』や『源平盛衰記』にも記されていて、復讐や仇討ちがもてはやされもする時代の、その一方で、こうして大きなヒューマニズムを発揮した岡崎悪四郎のような武士もいました。

    悪四郎の葛藤を読み取ってくださって、ほんとうに、ありがとうございます!

  • 悪四郎の悲しみ、無念がひしひしと伝わってきました。
    新六の態度も立派です。与一も立派です。
    彼らには、それぞれの立場があります。どちらも正義なんですよね。

    落涙の章でした…。

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    そして、深く読み込んでくださって、ありがとうございます!!

    今、自分も読み返してみて、かれらの極限状態に思いを馳せました。尋常の精神状態ではいられぬ状況に、追い込まれてしまった人々。……そうであるからこそ、真摯に、かれらは仏道を追い求めてゆくのでしょう。。。

  • 景義さま、お優しい。心に沁みる温かさです。
    私も悪四郎と共に泣きましたよ…。

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    ふでばこさんの、優しいお心! ……かれらのために泣いてくださって、ありがとうございます!

    この「悪四郎」の章は、全四部のなかでも、かなりの重要ポイントで、一番大切なテーマが含まれている章だと思います。景義と悪四郎……このふたりは最後まで柱となって物語を支えていきます。


  • 編集済

    情けをかけるにしても、厳しい言葉と態度を示すのですね。
    やはり、甘々にしてしまうと、他の者たちからの反感を買う恐れがあるからでしょうか。本人のためにも良くないですしね。
    武士の世界は厳しいです。
    でも、上司の皆さんは部下を叱る際の参考になると思います(笑)。

    「蝶となりにき我が薔薇の君」に素敵なレビューを書いて下さり、ありがとうございました。
    花純さんのレビューは文章が美しく、構成も素晴らしいので、作者の私ですら読みたくなってしまうほどです(笑)。
    「狐につままれる」の紹介もして頂けて、感謝の気持ちで一杯です。

    狐シリーズは、ひとまずおしまい…とするつもりだったのですが、花純さんのレビューを読んで「また書いてみても良いかな」という気持ちになりました。
    いつか、ほとぼりが冷めた頃に(笑)。

    本当に、ありがとうございました。

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    >やはり、甘々にしてしまうと、他の者たちからの反感を買う恐れがあるからでしょうか

    その通りですね! あくまでも私を滅し、「公正」の代理人たろうとする頼朝さんでした。


    >レビュー

    お褒めいただき、ありがとうございます! 色々と考えながら書かせてもらったのですが、もし引っかかる所や文言などあれば、お気軽にご報告くださいね。すぐに修正いたしますので😄


    >狐シリーズ

    とても雰囲気がよくて、おもしろかったです! 期待して待ってま~す!!(*´꒳`*)

  • 山登りの様子がすごかったです。
    とても、生々しく描かれていて、虫嫌いな私を震え上がらせました(笑)。
    敵に見つかってしまうかもしれないから火を使えないなんて…(涙)。
    全てを生で食べるのは辛かったでしょうね。

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    返信が遅れまして、ごめんなさい~💦

    自分はけっこう山を歩き回るのが好きで、そのときの経験が、多々反映されています。この話の土肥の山も歩き回りました。……ふでばこさんは虫嫌いでいらっしゃるのですね~。ふるえあがらせてしまって、ごめんなさい!😅

    虫ではありませんが、伊豆山では、お猿の群れに囲まれました。子ザルが、むっちゃかわいかったです! それが、序章の冒頭のシーンになりました。

  • 「勘」はここで力を発揮したのですね!
    美しくて、素敵な展開です。

    景時さんは、史実として頼朝を見逃したのでしょうか?

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、お褒めのお言葉、ありがとうございます!

    梶原景時が頼朝を見逃した話は、鎌倉時代の記録『吾妻鏡』や軍記物語『源平盛衰記』などに載っていて、史実と考えられています。

    景時はこれをきっかけに、幕府の中枢に入り込んでいきます。頼朝と景時は非常に気質が合ったようで、景時は最後まで重用されました。

    景時は荒事も請け負う一方で、和歌を詠んだりしてますので、教養人として、すごく頼朝と気が合ったんだと思います😄

  • 「勘とは心に光を感じる感覚。不安とは心に重さや暗さを感じること」
    名言ですね。心に刺さりました。
    これは、大庭景義さんのセリフですが、花純さんが生み出した言葉なのでしょうか?

    手帳に書き留めておきます!

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    花純の言葉です。笑

    自分は、「人生は本来、善良なもの」と考えていて、なぜそうならない場合があるかというと、コース取りを間違えるからだと思っています。コースの指針になるのが、ここでいう「勘」です。

    その人の人生は、その人が幸せになるためのすべてを知っていて、それを光、明るさ、楽しさ、軽さで教えてくれる。しかし大概の場合、人は自分の心の導きに従わず、不安、重さ、暗さを指針にしてしまう。

    ……というのが、この物語の裏テーマになっています。


    重要ポイントである「勘」を取りあげてくださり、ありがとうございます✧*。✧*。

  • 幼馴染みに「宇佐美」さんがいました。
    ひょっとして、鎌倉一族の末裔だったのでしょうか…!
    名字ってすごいですね。興味深いです。

    作者からの返信

    内藤ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    『ふところ島のご隠居』をお読みくださって、ありがとうございます!!

    宇佐美さん……鎌倉一族の可能性はありますね~。伊豆出身なら、なお可能性は高いですね。

    この作品では、景義の妹が伊豆の宇佐美に領地を持っていて、その子供が宇佐美兄弟という設定になっています。

    歴史関係の疑問点などあれば、お気軽にご質問くださいね😄


  • 編集済

    いつも素晴らしいお作品をありがとうございます

    景義とその周りの人達の心のあり方に心を打たれます
    当たり前の人間の情かと思われますが、最近のスマホ文化のせいか、この作品のような優れた良作にしか見当たらない世界になりつつある気がします
    こういう気持ちを大切にしたい
    その意味でも、こちらの作品はもっともっとたくさんの現代人に読まれて欲しいと思います

    作者からの返信

    みかぼしさま、うれしいコメントを、ありがとうございます!

    当たり前の人間の情……大切にしたいですね。

    これからも、当たり前の人間の情を、描いていきたいです。


    みかぼしさんの作品にも、あたたかな情を感じて、読み心地がとてもいいです。それに、楽しさが伝わってくるので、明るい気分になれます。素晴らしい作品を、ありがとうございます!(*ˊᵕˋ*)


  • 編集済

    いつも素晴らしいお作品をありがとうございます♥️

    義常の自決、自分の行いの結果を逃げることなく受け止め、見事でした
    こういう人間が確かにいた、昔の日本人の精神性の高さに驚嘆します
    戦後教育がダメになった一因でしょうか…
    同じ日本人として自分が恥ずかしくなりました

    作者からの返信

    みかぼしさま、コメント、ありがとうございます!

    >日本人の精神性の高さ

    そうですよね。悲しいシーンではありますが、武士の高潔さに惹かれます。

    ……ここの場面は意外と重要で、二部~三部で、少年の有常君が、この物語の副主人公に成長してゆきます。


    (『幻執事』とてもおもしろく読ませてもらってます! 周囲がとんでもない人たちばかりなので、ももかちゃんはたいへんだな~と思いながら……笑)


  • 編集済

    戦の最中の風流、この世界観の極、ぐっときますね
    昔の方の辞世の句が見事な理由が分かります
    平和な今の日本でのうのうと生きていたら決してたどり着けない境地がここにある

    花純先生、本当にこのお作品素晴らしいです
    一話一話が味わい深く滋味のように染みてくる
    このお作品にカクヨムで出会えたこと、何より執筆して公開していただけたこと、心より感謝しておりますm(_ _)m

    作者からの返信

    おほめのお言葉、ありがとうございます! こちらこそ、お読みいただけることに、感謝御礼です。ありがとうございます!!

    過去の日本は、今の千倍、万倍、自然が美しかったと思います。(工場・公害などで汚されていないので)

    その自然に対する感度も、昔の人は高かったことでしょう。

    古今和歌集の仮名序に、

    「たけき もののふの心をも なぐさむるは、うたなり」

    ……という言葉がありましたが、一流の武士というのは、武骨一辺倒ではなく、文学を理解し、自然を敏感に感じ、人を知る……そういう素晴らしい感性をもった人たちだったことが、わかります(*‘∀‘)

    編集済

  • 編集済

    この時代の頑固者は覚悟が違いますね
    主役はもちろんですが脇役も一人一人が輝いていて惚れ惚れします
    こういうもののふがかつてこの日本にはいたということに熱いロマンを感じます
    いつも素晴らしいお作品をありがとうございます、大変楽しませて頂いております
    m(_ _)m

    作者からの返信

    おー! もうここまで進んでいらっしゃるとは! たくさんお読みくださいまして、ありがとうございます!!

    自分でも読み返してみて、最近、こういう「熱さ」を忘れがちだな、と思いました。

    この作品は、今はなき、もののふたちの鎮魂のためにも、魂をこめて書いたのでした。

    編集済

  • 編集済

    悪四郎と景義の血気盛んな少年のようなやり取り、小気味よくて良いですねえ💕︎
    現代では老害と呼ばれがちなお父さんたちにも熱い青春時代があった、じんときます

    短文でさくさく書かれているので、昔の時代小説みたいな重苦しさがなく、とても読みやすくわかりやすいです
    場面がはっきり想像出来、魅力的なキャラが立ちまくっている
    劇画というより少年漫画を読んでいるようなテンポの良さ
    エンタメ性の高い優れた作品ですね、カクヨムでこんなに素晴らしい作品が読めるとは、とても驚いております
    とても面白いです❣️

    作者からの返信

    おほめのお言葉をたくさんたくさんいただきまして、ありがとうございます! とてもうれしいです(*´꒳`*)

    この作品は、自分では重苦しい劇画だと思ってしまっていたので(笑)、心が救われる思いがしています。

    エンタメと文学のバランスは、日々悩むところですが、自分としては「エンタメも文学も両方ほしい!笑」というゼイタク者なので、エンタメ性が高いという御言葉をいただけて、とてもうれしいです。

    ありがとうございます!^^

  • 胸熱……このご夫婦むっちゃ素敵ですね💕︎
    私、日本の歴史は白紙に近いほどの無知ですが、これ幸いとそのまま検索せずに花純さまの物語に乗って行こうと思います
    (♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

    作者からの返信

    胸熱……ありがとうございます!

    頼朝と於政(北条政子)の夫婦は、この物語の柱で、ずっと最後まで物語を支えていく、中心人物/副主人公になります。

    歴史の部分の疑問などありましたら、お気軽にお尋ねくださいね^^

  • ここまでで役者が出揃った感がありますね
    私は大河ドラマとか演技の下手くそな若手が主役だと見る気がしなくて話題作もほとんど見てません

    その点小説はいい❣️みんな全力で人生を生きているのに間違いがない

    主人公の景義が、酸いも甘いも噛み分けた聖人でないらしいのが大変好みです💕︎
    私はどうも潜在的に枯れ専らしくて、かっこいい武将タイプのおじさまにめっぽう弱い
    期待大で読みすすめさせていただきます

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    自分も、大河は見てないのですが……小説はいいですよね!

    小説の、頭のなかでの映像の広がりは、実写よりも、自由で多彩だと思います。

    景義が気に入っていただけたら、うれしいです!^^


  • 編集済

    こんにちは、「クロッケル」から花純様を知りました
    まさかこんなにかっちりした本格派時代劇小説を書かれる方だったとは‼️
    「クロッケル」の文章がとても柔らかくリリカルなので、すごく可愛らしい中学生の女の子の書いた作品かと思いました
    さわやかに騙されました❣️
    こちらの作品も読まさせていただきます
    退屈な日常に素敵な驚きをありがとうございます()୨୧ ❛ᴗ❛)✧

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    うわー、みかぼし様、こちらはけっこうハードですよ~~!

    血とか出ますよ! 超シリアスですよ。人死にとかバンバン出ますよ~~!

    クロッケルが「くつろぎのカフェ」だとしたら、こちらは、「超厳しいエベレスト登山」(笑……例えが意味不明で申し訳ないです)

    最終的な、山頂からの景色は、「絶景」をお見せできると、作者としては確信しておりますが、、、

    どうぞ、ご無理のない範囲で、登山なさってくださいね~!

    (中学生の女の子・・・笑・・・じゃなくて、すいませんな作者💦)

    編集済
  • わー! すごくあたたかいシーンが追加されていますね!!
    前回読んだ感じですと、工事途中の街に冬の風が吹きすさぶイメージでしたが、
    今は、外の冷たい風と違って、家族がいる・守ってくれる人がいる・信頼できる相手がいるって感じがします。

    それはそうと・・・おいしそうなんですよ!!

    ↓こちらの文章です。

    「おおぶりで肉厚のあわびを、酒と水で、ふっくらと煮込んで、醤と、少量の砂糖で味つけしてある。

     歯ごたえある貝肉が、やわらかに、とろけるように、口のなかに崩れてゆく。

     ひかえめな甘辛さに、ほんのりと磯の香りがただよって、舌がとろけるようだった。」
     
    おや? 私の鼻の奥からあわびの香りが漂ってきたぞ・・・!?

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    そう、おっしゃられるとおりなんです。ここは、あたたかいシーンが必要だろう、との判断でした。


    それはそうと・・・(笑)

    いや、白状しますと、このあいだ、綾森先生の『精霊王の末裔』の、オークの頬肉……美味しそうだな……と思いまして、自分もなにか、食べ物が描きたい! という衝動に駆られた結果がこれであります。素敵な連鎖反応でありました。

    美味しく召しあがっていただけたようで、うれしく思います!^^

    触発していただき、ありがとうございます!!

    編集済
  • ええええ、なんと!

    前話の最後で「救ったってどうやって生きていくんだろう? 武士として仕事できないから流民にならない?」なんて思っていたら、成り代わるとは!

    ええ、いましたね。
    顔を火傷傷に覆われていた武者。
    そうか、彼になりすますのか・・・。

    話さないなら声でバレることもないし。。。

    第一部の最後まで引っ張ったのが納得の、思いもかけない結末でした!

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    願ったりの、よい反応を、ありがとうございます!(笑)


    ……そして、第一部完走、おつかれさまでした!

    よくぞお読みくださいました。ほんとうに、尊敬に価します!


    第二部は、ちっこい景義が出てきて、幼年時代から、成長してゆくお話になります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします^^

    感謝御礼、ありがとうございます!!!!

  • 涙が・・・

    失った息子を思う父・悪四郎の気持ちも、新六の気持ちも痛いほど伝わってきます。

    憎しみと恨みに突き動かされた悪四郎ですが、新六が戦場で与一を討った時、それは敵味方に分かれていたゆえ、なんですよね。
    そんな理屈が子を思う親に通じないのは分かりますが、悪四郎が新六を斬らなくてよかったです。

    与一が成仏できなかったのは、あまりに恨みに苦しむ父を思ってのことだったんじゃないかな・・・

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    ああ、なんということか……「改行入れ作業」、この回だけ抜けてましたね! すみませんっっ


    「与一が成仏できなかったのは、あまりに恨みに苦しむ父を思ってのこと」……そうだと思います。たとえ亡くなっても、心は交流している……言ってみれば、そんな感じです^^

  • なるほど、頼朝は御家人たちの意思を組むタイプのリーダーということですね。

    現代で言うと、ウクライナのゼレンスキータイプ・・・?
    なんて言ったら頼朝のイメージが壊れますね(;^ω^)
    ゼレンスキー氏は国民の大多数の意見、政権内部の考えをくみ取って動くタイプのリーダーで、本人に強い政治信条があるタイプじゃないのかな、と見ています。

    逆にプーチンは、「過去ソ連だった土地はロシアだ!」と政治論文を書いていたりと、本人の強い信念があって(それが正しいか間違っているかは、ここでは議論しないことにして💦)、そのために戦を起こしたのかな、と。。。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    おっしゃられるとおり、頼朝は御家人たちの意思を組むタイプのリーダーですね。そのなかで、落としどころを探ってゆく。

    人間というものを、深く理解していないと、できない。……それは、頼朝の人生経験の波乱万丈さに裏打ちされたものでした。

    頼朝がいなくなった途端、幕府内は、内輪もめの、戦の連続になります。そのことからも、すぐれた調整能力をもった人だったと思います。


    ……ウクライナの御説、拝聴いたしました。勉強させていただきました。ありがとうございます^^

  • 武士の時代に仏教の人気が高かったのもうなずけます。
    日々、命を奪い、奪われる彼らの心の拠り所になっていたのですね。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    そのとおりだと思います。……命のやりとりをする武士だからこそ、余計に、人としての規範・良心の規範を必要とする面があったと思います。

    ……………………………………………………………………

    すばらしいレビューを書いてくださり、ありがとうございました!!!

    お星さまも、ありがとうございます!!!

    感謝感激です!!!!

    『精霊王の末裔』に、レビューを書かせていただく心つもりでおります。もう少し読み進めてから、と思っています。綾森さんの文章の美しさに、いつも感心しながら読ませてもらっていますよ。しばしお待ちくださいね^^

    ……………………………………………………………………
    『第36話・波多野有常、囚人となること』の終わりの部分に加筆しました。よかったら、どうぞお目通しください^^

  • 亡くなった息子のためだったのですか・・・これはつらい。
    酒が回っていたとはいえ、なぜ激高したのかよく分かりました。

    前話の感想ですが・・・
    蟻の一穴という慣用句を知らなかったのですが、「蟻の・・・ケツ?」で笑わせていただいたので、しっかり覚えました!

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!


    公の酒宴で、若者のようにケンカをはじめる人々。鎌倉府の草創期の雰囲気には、君臣のあいだに、こういう慣れ親しさがあったのだろうなぁ、と思います。いい意味でも。悪い意味でも。

    ご笑覧いただき、ありがとうございます!(笑)

  • おお、もう鎌倉幕府の都市計画に入るんですね。
    候補に挙がったほかの場所もあったとは。

    そこそこ土地勘があるので楽しく読めます。
    これが関西の話なんかだとまるでピンと来ないのですが・・・

    母方の先祖のお墓が鎌倉霊園にあるので、実家にいた頃、鎌倉は年に一回は行く場所でした。
    海が近いおおらかな空気と、歴史に裏打ちされた重みのある空気の両方が混ざりあっていて、それでいて観光地となったにぎやかさもあり、とても好きな土地です。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!


    鎌倉、いいですよね~!

    漫画の『鎌倉ものがたり』に、けっこう憧れたりします。『鎌倉ものがたり』のように、鎌倉で小説を書いて暮らせたら、最高ですね(笑)

    うちのお墓は、鎌倉霊園の近くの、横浜霊園でした。


    「海が近いおおらかな空気と、歴史に裏打ちされた重みのある空気の両方が混ざりあっていて、それでいて観光地となったにぎやかさもあり」まさにそのとおりですね!

    今は名古屋に住んでいて、なかなか行けない場所です。

    あー神奈川行きたい!(笑)

  • 「一心に研ぎ澄ましておいた太刀の刃」という文から、せめて一瞬で死なせてやろう、苦しませないように逝かせてやろうという思いを感じます。

    血しぶきの描写が凄惨でありながら美しい。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    ……確かに、おっしゃられるとおり、景義には、そういう心があったでしょうね。

    なかなかに、つらいシーンのひとつでありました……

    裏腹に、今後の物語の中核となる場面でもあります。

    主人公たちは、景親と陽春丸のことをいつも思いながら、前へと進んでゆきます。

    編集済
  • 涙が・・・。
    本当に毎回、感情を揺さぶってきてすごいです。

    歴史物って、いってしまえば結末は決まっているのに・・・。
    小説はつくづく、描き方なんだな、と思わされます。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    おお……このシーンを、わかってくださるとは!

    作者冥利につきます。ありがとうございます!!!(涙)

    編集済
  • 投降してきた者を許す心の広さは、理想であったのですね。

    洋の東西を問わず、人間の心には共通する理想の形、良心の在り方が存在しているのかもしれません。

    1700年前後のバロックオペラでは、英雄や君主、神話の中の人物が描かれます。
    彼らは現実のパトロンである国王を表現したもの。
    つまり国王をたたえるための劇なのですが、その筋書きでは、いつも最後に敵役を許すのです。
    そして「慈悲深く心の広い王様、万歳」みたいな合唱を歌って終わります。

    でも現実は、そうはいかないんですけどね・・・
    源平合戦の時代より何百年もあとですが、ふと、そんなオペラの台本を思い出しました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!


    バロックオペラの、素敵なお話を、ありがとうございます!!

    いいですね、その筋書き。「騎士道精神」の流れなのかもしれませんね。


    「洋の東西を問わず、人間の心には共通する理想の形、良心の在り方が存在しているのかもしれません」

    ……至言です!

  • 若い兵たちのことを思って投降するなんて素晴らしい大将ですね。
    現代だって兵士を捨て駒にする指導者がいるというのに・・・。

    「水鳥の羽音に驚いて、逃げ去ったのだという……真偽のほどはわからない」
    確かに、有名な話だけど真偽のほどは分かりませんよね。

    義経の有名なセリフ、
    「馬も四本足、鹿も四本足、どこが違う!」
    は無かったという説を読んで、以前がっかりしました笑

    小学生の頃、進研ゼミが送って来た歴史漫画であのシーンを読んで、義経に恋に落ちたのに!😂

    マリーアントワネットの
    「パンがなければお菓子を~」発言も作り話だって言うし、歴史は勝者が残すからなあ・・・。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    大庭景親は、けっこう荒くれ者に描かれることが多いのですが、幕府の記録『吾妻鑑(あずまかがみ)』などの史料を読んでみると、「言葉を尽くすタイプ」「礼儀正しいタイプ」に描かれています。この物語では、そちらのほうを踏襲しています。

    平家に気に入られる人だから、都会的な、貴族的な人だったのだろう……と。


    ……僕も、昔は義経、好きでしたね!

    だんだん色々なことを知っていくうちに、恋が冷めていったというか……(笑)

    いや、今でも嫌いではないんですが……頼朝のほうが好きになってしまいました^^

  • 第66話 富士川の戦いへの応援コメント

    鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話は有名ですよね!
    いちいち子供の頃読んだ歴史漫画のシーンが思い浮かびます笑

    「源氏軍四万騎」はすごい。
    日本史ではめったに見ない数字。
    三国志など中国史だと頻繁に万の単位が出て来ますが、日本史だと千の単位が多いように思うのです。

    平家は雅な暮らしに浸かって貴族的になってしまっていた、と言われますよね。
    「鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話」も不安な心理をよく示すエピソードだと思います。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    綾森さんの頭のなかでは、すべてその漫画絵で再生されている!?(笑)


    ……騎数論については、自分なりにかなり研究しまして、この物語に出てくる騎数は、文学的虚飾によらずに、一番リアリティがある説を、採用しています。

    ですので、このシーンでも、「源氏軍四万」は、源氏の攪乱作戦にすぎず、実際には、一万に届かないくらいを想定しています。平家軍のほうは、四千騎程度。

    時代が下るにつれ、軍記物語の兵数表記は、馬鹿みたいにインフレ化してゆきます。「何百万騎」という表記になってきます。

    なぜそういうことが起きるのかというと、「作者と読者」という存在が大きいのです。「万」という文字を見ると、読者の脳内に、妙なアドレナリンが湧き出して、興奮するのです(笑)

    ”周到な作者”は、そのことを知っていますから、「千」は、使いません。「万」を使います。

    この物語は、リアリティ重視ですので、「千」を使っています。

    ……「三十騎あつめるだけでも、苦労している頼朝」を、描きたかったからです^^

    編集済
  • 鼠と呼ばれる隠密、本当にいたんでしょうね。。。
    この時代はいちいち名乗りをあげて正々堂々と戦うイメージですが、ずる賢い作戦もありだったとは。
    翌日いざ合戦、と武器を手にして「弓弦が切られている!?」となるわけですか笑

    先祖の手柄が七光りになる時代、と思っていましたが、当の本人にとってはプレッシャーでしたね。
    手柄を焦って全滅――つらい。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    『鼠』は、「たまたまタイミングよく、本物の鼠の大群が現れて、弓弦をかみ切った」……というシナリオもありえたのですが、

    まあ、武田は後世においても、よく忍者を使ってるし、鎌倉の昔から、そういうことをやっていたと考えたほうが、おもしろいな、と思い、隠密兵説を採用しました。


    ……この時代でも、合戦に入ってしまったら、なんでもありですね。

    ただし、古兵など、つわものたちの一部は、理想のつわもの像をしっかりともっていて、戦のなかにあっても、まさに正々堂々、「大きな度量」「優雅な度量」を見せることを好みます。

    (この物語では、与一の派手好みや、頼朝の大道を選んだシーンなど)

    世が下るにつれて、どんどんと功利主義がはびこり、つわもの魂は失われていきます。

  • このあたりのあっさり寝返って戦況がくつがえされる感じ・・・
    子供の頃読んだ歴史漫画を唐突に思い出しました。
    雑兵であろう普段は農民と思われる武士(?つき)二人が、
    「明日はどっちが勝つかのう?」
    「源氏じゃないか?」
    「よし、源氏についておこう!」
    と話しているコメディシーンでした。

    「こっちについておいたほうが有利かも!?」
    と思った方に日和見兵がなだれをうって移動するという。。。

    どうでもいいコメントすみません!
    読んでいて「ああ、これこれ!」と思ったのです。

    作者からの返信

    コメント大歓迎です。ありがとうございます!

    自分も読んだことあるかも……と思ってしまう……典型的なコメディシーンですね(笑)

    つりあっていた天秤のかたむきが、ふいに、もう一方のほうへと傾く。

    歴史のダイナミズムですね^^

  • 「なんとなく日にちが過ぎてしまった」という一文に広常がかつての忠誠心を失っていたことがよく表れていますね。

    頼朝に激怒され、「ざまぁ」などと思った自分が狭量で恥ずかしくなる感動的な改悛でした。
    失われた二十年が一気に戻って来たかのようです。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    このシーンは、自分のなかでも、特に好きなシーンのひとつなので、お読みくださり、理解していただいて、ほんとうにうれしく思います。

    ありがとうございます!!

    編集済
  • 嵐のシーンのうまさに圧倒されます。
    たくさんの仲間を失って抜け殻になっていた頼朝が、それを乗り越え台風一過の青空の下、命への渇望を取り戻すのは感動的でした。

    無知な私は、頼朝が初期にこんなボロ負けしていたとは知らず。
    でもこのあとから、平家に不満を持つ武士たちが頼朝の下に集まり、強くなっていくんですね、きっと。

    毎回質問に答えて頂きありがとうございます。
    平家物語は正規の歴史書ではなく芸術や娯楽に属するものだからこそ、正史からこぼれ落ちた人の名前も伝承のように残っているのかもしれないと思いました。

    作者からの返信

    お褒めのお言葉、ありがとうございます!

    いやいや、綾森さんも、よくぞこの厳しい戦いをくぐり抜け、ここまで到達……お読みくださいました。尊敬に価しますよ。ありがとうございます!

    平家物語については、おっしゃられるとおりだと思います。平家物語のほうも、平家物語にしかない情報があって、侮りがたいものがあります^^

    編集済
  • ここにきて主人公の景義殿が活躍。
    景義が主人公なのですよね――頼朝ではなく。

    勘、は確かに理論的に言えば、相手の目の動きなどを観察しているのかも知れません。
    でも複数の情報を一瞬に結合させ答えを導くもの。
    景義の言葉には重みがありますね。

    前話の馬との絆、本筋に関係ないとは思いますが、グッときました。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    ……そう、実は、景義が主人公だったんです(笑)


    景義という人は、論よりも、勘(動物的直観)を大切にする。
    そして、馬などの動物と心を通い合わせる。

    人生において、けっこう見失いがちな、自然や動物といった側面を大切に生きている人なんだと思います。


    ……余談ですが、僕の叔父が、熟練の馬乗りで、「自分にぴったりの馬に出会うことが、どれほど難しく、どれほど幸せなことか……」と、語っておりました。

    その叔父の言葉を、そのまま使わせてもらってます^^

    編集済
  • 悪四郎が、自害しようとする頼朝を止めるところ、涙が出ました。

    息子を失いながらも、まだ生きながらえている老臣。
    ここで大将が自害しては、息子たちの死はなんのためか? という親心が突き刺さります。

    頼朝には仇を討つ息子がいないだろう、というのは何とも論理的な説得。
    ここで頼朝が敗走を選ぶ展開に納得です。

    だけどしんがりの兵たちの死がつらい・・・

    前回は、髪染めについてお答えいただき、ありがとうございます!

    今回も質問なのですが、しんがりとして亡くなっていった武士たちの名前も史実として残されているのでしょうか?
    戦の混乱の中にあって、誰がどんな武徳を立てたか記録されているのかな、と思いまして。
    でもそれなら、亡くなっていった武士たちも名誉の死として浮かばれるな、と感じました。

    作者からの返信

    コメント&ご質問、ありがとうございます!!

    幕府の公式記録集『吾妻鑑(あずまかがみ)』が、第一の資料になります。そのほかに、『平家物語』諸本……これは筆写や口伝えで伝えられてきたもの……こうした文献や、奇跡的に残った書簡などの資料、各地の史跡に残っている口碑などから、史実が造られてゆきます。

    名前が残っているのは一部で、多数の無名の武者がいます。その武者の下に、また、多数の郎党雑色がおります。また、敗残者の記録は残らずに消されてゆきますし、紙の記録類は、歴史のなかで、どんどん燃えて、朽ちて、消えてゆきます。

    ……そう考えると、たとえば、しんがりで亡くなった、記録に残っている「宇佐美正光」という名は、他の犠牲者たちのすべての象徴と考えられるわけです。

    氷山の一角なわけですが、「宇佐美正光」という名は、氷山の頂上で、白く輝いている。その水面下に、多数の犠牲者の山が、眠っているわけです。われわれは、その白い氷山の輝きにむかって、両手を合わすことになります。氷山全体への思いをこめて。

    ……こんな答え方で、よろしいでしょうか?(笑)

    ご質問、ありがとうございます……お気軽に、ご質問ください^^

  • 与一の最後、圧倒的でした。
    喘息の発作は、焦りに焦った心理的影響で出てしまったのかなと思います。

    頼朝の身代わりになろうとする北条宗時にも心を打たれます。
    前話で若武者たちがとてもさわやかで純粋に描かれていたので、敗走に胸が痛くなりますね。。。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    胸が痛みますよね……

    輝きも、傷ましい最期の場面も、魂をこめて書き尽くすことが、かれらの鎮魂になるだろう……と考えて、この物語を書いています。

    『第一部』はけっこう暗くて、『第二部』以降、わりと明るくなってゆく感じです。

    ……佐奈田与一公はその後、石橋山にお祀りされ、今でも、咳や喘息に苦しむ人々がお参りすると、治してくださる、救ってくださるということで、参拝される方が多いようです。

  • この時代の人は墨で髪を染めたのですか!?
    墨ってあの字を書く墨汁ですよね?
    汗をかいただけで顔が真っ黒になりそう、と思ってしまいました。
    本編と関係ないところですみません!
    当時の風俗に明るくないので興味深いです。

    作者からの返信

    ご質問、ありがとうございます!

    「髪染め」の、最古の文献記録が、この時代のものなのです。

    同時代の、斎藤実盛という武者(第二部・登場)が、髪を墨で染めて、戦場に向かったのです。

    髪をよく洗ってから、墨をつけると、定着するようです。

    今の時代には忘れ去られてしまった、なんらかの方法があったかもしれません。定着用の薬草など。

    ……しかし確かに言われてみれば、墨が流れ落ちてきそうですよね(笑)

    戦場に着いたとき、顔が真っ黒になってたら、コントですよね(大笑)

    編集済
  • 敵方と10倍もの差があったとは!
    単に戦に負けるかもしれないという悪い予感だけでなく、平家の旗印があればその数の武者が集まるのだと言う事実が、頼朝の心にしんしんと突き刺さったのでしょうね。

    「灰をかぶせられたように心が真っ暗になった」という表現がお上手過ぎて、つい、★の数が10倍の作家を同じコンテストで見かけたときの気持ちを思い出してしまった。
    頼朝は命をかけてるのにふざけるなと怒られそうですが、それだけの人に支持されているのか、という絶望感とでもいいますか・・・なんとも卑近な例を挙げて甚だ申し訳ないのですが、これも表現力の素晴らしさゆえ、ということでお許しください!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    お褒めのお言葉、ありがとうございます!


    いや、よくわかりますよ~^^

    敵が十倍でも、百倍でも、へこたれず、自分を信じて、明るい未来を信じて進みつづける。

    ……この物語は、そんな物語です。

    文面は暗いんですけどね(笑)

  • 「青空を押しひらくようなおおらかさ」
    素晴らしい表現に、感嘆です。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    お褒めのお言葉、ありがとうございます!!

    ……『ふところ島のご隠居』全体の構成を、大きく改変することにしました。

    『第一部』に、新たに、エンディング2話分を追加いたしました。

    近日中に、『第一部・第34話・景義、舌鋒をふるうこと』に、大きな修正を加える予定です。

    いつもお読みくださって、ありがとうございます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします^^

  • すごい経文の数!
    本職の尼もびっくりですね。
    でも頼朝は、お経を上げる日々、プラス、武芸の稽古も欠かさなかったわけでしょう・・・強い意志を持って日々を生きていたんですね。
    そうした日々の積み重ねが醸し出すカリスマ性があったのかも、なんて思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    確かに、頼朝はストイックな人だっただろうなぁ、と想像しています。

    そのストイックさの原動力は、やはり、十三歳の時の戦争体験だったと思います。その戦で、天地がひっくり返るほどの衝撃を受けたのだと、思います。

    ……余談ながら、テニスの世界的プレイヤーのジョコヴィッチさんも、幼いころに戦争体験をされて衝撃を受け、それがテニスで世界を征する原動力になったと語っておられました。

    幼少期の戦争体験の衝撃が、悲しくも、いかに人の生命力を鼓舞するか……そんなことを思います^^

  • すごいリアリティと描写力ですね。心が打ち震えます。

    まず鎧を身に着ける場面。
    「古い革の匂いが鼻をつく」というところで、ぶわっと経験した記憶がよみがえるようにイメージがふくらみました。

    子供の頃(小学校高学年か中学生の頃です)、社会科見学で地元の資料館にといて鎧を着用できる体験がありました。
    私は選ばれなかったのですが、クラスの男子が着ていて「重い重い」と騒いでいて、うらやましかったのを思い出しました。
    着てみたかったなあ。。。

    「馬の鼻息、ものの具の立てる金音、興奮を隠せない人々のささやき声、篝火の弾ける音、むせるような馬のにおい、汗のにおい」
    かがり火に照らし出される武者たちの、合戦前の奮い立つ心地が目に見えるようです。

    父が生きていたころを思い出し、一瞬、時を越える頼朝の感覚もよく分かります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    お褒めのお言葉を、ありがとうございます。うれしいです!!

    鎧体験、いいですね!!

    昔の人々は平均身長が低かったから、中学生くらいでも、意外にぴったりと着られるかも??

    着られなかったのは残念ですが、間近で見られて、触れられて(?)、よい体験をされましたね^^

  • ”天皇家の命令で出兵するのだ”という正規軍としてのお墨付きを確認するのですね。
    賊軍とならないため、といった感じでしょうか。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    賊軍とならないため……そのとおりですね。

    ……自分たちは単なる賊徒ではなく、天皇の命をうけて動いているんだ、という御墨付きが、武者たちのモチベーション・やる気を高め、かれらの能力を引き出してくれます^^

  • 私の胸も感動に打ち震えましたね。

    頼朝のところへはせ参じるだけでも、気候が乱れれば命がけの時代。
    現代みたいに「電車が止まりました。遅延証明書下さい」ではない。
    しかも遅れる連絡をよこすこともできない(早馬を飛ばせるなら本人たちが来られるわけで)。
    ただひたすら待つことしかできなかった頼朝の心中も、推し量られます。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    電話、携帯電話のない時代って、すごいですよね。

    情報がぜんぜん掴めないなかで、あれこれ考えてゆく。

    逆にその分、広々とした自由も感じられる場面もあったのかな~なんて、思います^^

  • 挙兵の日も神官と決めるのですね。
    血がつながっていても、かつては友でも敵になるかもしれない時代――厳しいですね。
    とはいえ集まった武士たちは、猥談で盛り上がったりして楽しそうな一面もありますが。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    この時代の武者たちの戦が、現代の戦争と決定的に違うのは、神事・仏事によって、けじめをつけることです。戦をやるにも、神事・仏事にはじまり、神事・仏事に終わります。

    たとえ武者であっても、命のやりとりをする戦は、けして当たり前のことではなく、普通の人よりもいっそうに、けじめを大切にしていたと、僕は考えています。

    ここからここまでは、戦。ここからは、日常……というように。

    日取りを決めるのも、その一環なのでしょう。

    ……そうした心は、現代でも「マタギ」(狩人)の伝統となって、残っております^^

    編集済
  • 悪四郎の振る舞いが個性強くて笑ってしまいました。
    頼朝は小学校の教科書に出てくる超有名人物ですが、そういえば「源頼朝、伊豆で挙兵する」の一文で終わっていて、そのときの不安な心情など考えていませんでした。

    歴史を学ぶ我々は、鎌倉幕府成立を知った上で過去を見るので、「ここから源氏の快進撃が始まるのかー」なんて思いがちですが、当時の目線に立つと、とんでもないんですね。
    真夏に暑苦しい祈祷に耐えるシーンには、頼朝の気持ちがにじんでいるように感じました。

    作者からの返信

    お読みいただきまして、ありがとうございます!

    コメント、ありがとうございます!!

    歴史文献は、頼朝の挙兵を、百騎にも満たない数で伝えていて、リアリティがあります。

    その雰囲気を、わずかながらでもお伝えできたら、うれしいです。


    ……なお、今、より読みやすいように、改行を入れる作業を、急ピッチで進めております。

    ご迷惑おかけすることもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。


    ……綾森さんの、小説、読ませていただいております。

    表現が、とてもシンプルで、素敵です!!!

    編集済
  • 回を重ねるこどに筆が冴えますね。感嘆です。

    作者からの返信

    いつもお読みくださり、ありがとうございます!!

    お褒めの言葉をいただき、恐縮です。ありがとうございます!!

    (ゆきのまち幻想文学賞、残念なことです。文字数が少ないながら、ファンタジックで、ロマンがあふれ、素敵な文学賞でした^^)

  • 自らの運命を自らの力で切り拓く!頼朝のもとに馳せ参じた佐々木兄弟ら鎌倉武士の気高さを見事に活写された筆力に感嘆!素晴らしいです。

    作者からの返信

    お褒めのお言葉、ありがとうございます!! 頼朝にとって、年の近い、境遇も近い、しかも腕っぷしまで強い(笑)……この兄弟がそばにいてくれたことは、非常に大きなことだったと思います。天の配剤と申しますか、運命的なものを感じます^^

    編集済
  • ふたつの瞳の先に、幾千万もの竜胆の夢幻花。
    感動的です!

    作者からの返信

    ありがとうございます!! この夫婦のことも、最後の最後まで描ききります。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします^^