応援コメント

第66話 富士川の戦い」への応援コメント

  • 鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話は有名ですよね!
    いちいち子供の頃読んだ歴史漫画のシーンが思い浮かびます笑

    「源氏軍四万騎」はすごい。
    日本史ではめったに見ない数字。
    三国志など中国史だと頻繁に万の単位が出て来ますが、日本史だと千の単位が多いように思うのです。

    平家は雅な暮らしに浸かって貴族的になってしまっていた、と言われますよね。
    「鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話」も不安な心理をよく示すエピソードだと思います。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    綾森さんの頭のなかでは、すべてその漫画絵で再生されている!?(笑)


    ……騎数論については、自分なりにかなり研究しまして、この物語に出てくる騎数は、文学的虚飾によらずに、一番リアリティがある説を、採用しています。

    ですので、このシーンでも、「源氏軍四万」は、源氏の攪乱作戦にすぎず、実際には、一万に届かないくらいを想定しています。平家軍のほうは、四千騎程度。

    時代が下るにつれ、軍記物語の兵数表記は、馬鹿みたいにインフレ化してゆきます。「何百万騎」という表記になってきます。

    なぜそういうことが起きるのかというと、「作者と読者」という存在が大きいのです。「万」という文字を見ると、読者の脳内に、妙なアドレナリンが湧き出して、興奮するのです(笑)

    ”周到な作者”は、そのことを知っていますから、「千」は、使いません。「万」を使います。

    この物語は、リアリティ重視ですので、「千」を使っています。

    ……「三十騎あつめるだけでも、苦労している頼朝」を、描きたかったからです^^

    編集済