このエピソードを読む
2023年6月14日 18:45
鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話は有名ですよね!いちいち子供の頃読んだ歴史漫画のシーンが思い浮かびます笑「源氏軍四万騎」はすごい。日本史ではめったに見ない数字。三国志など中国史だと頻繁に万の単位が出て来ますが、日本史だと千の単位が多いように思うのです。平家は雅な暮らしに浸かって貴族的になってしまっていた、と言われますよね。「鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話」も不安な心理をよく示すエピソードだと思います。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます!綾森さんの頭のなかでは、すべてその漫画絵で再生されている!?(笑)……騎数論については、自分なりにかなり研究しまして、この物語に出てくる騎数は、文学的虚飾によらずに、一番リアリティがある説を、採用しています。ですので、このシーンでも、「源氏軍四万」は、源氏の攪乱作戦にすぎず、実際には、一万に届かないくらいを想定しています。平家軍のほうは、四千騎程度。時代が下るにつれ、軍記物語の兵数表記は、馬鹿みたいにインフレ化してゆきます。「何百万騎」という表記になってきます。なぜそういうことが起きるのかというと、「作者と読者」という存在が大きいのです。「万」という文字を見ると、読者の脳内に、妙なアドレナリンが湧き出して、興奮するのです(笑)”周到な作者”は、そのことを知っていますから、「千」は、使いません。「万」を使います。この物語は、リアリティ重視ですので、「千」を使っています。……「三十騎あつめるだけでも、苦労している頼朝」を、描きたかったからです^^
鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話は有名ですよね!
いちいち子供の頃読んだ歴史漫画のシーンが思い浮かびます笑
「源氏軍四万騎」はすごい。
日本史ではめったに見ない数字。
三国志など中国史だと頻繁に万の単位が出て来ますが、日本史だと千の単位が多いように思うのです。
平家は雅な暮らしに浸かって貴族的になってしまっていた、と言われますよね。
「鳥の羽ばたきを敵襲と勘違いした話」も不安な心理をよく示すエピソードだと思います。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます!
綾森さんの頭のなかでは、すべてその漫画絵で再生されている!?(笑)
……騎数論については、自分なりにかなり研究しまして、この物語に出てくる騎数は、文学的虚飾によらずに、一番リアリティがある説を、採用しています。
ですので、このシーンでも、「源氏軍四万」は、源氏の攪乱作戦にすぎず、実際には、一万に届かないくらいを想定しています。平家軍のほうは、四千騎程度。
時代が下るにつれ、軍記物語の兵数表記は、馬鹿みたいにインフレ化してゆきます。「何百万騎」という表記になってきます。
なぜそういうことが起きるのかというと、「作者と読者」という存在が大きいのです。「万」という文字を見ると、読者の脳内に、妙なアドレナリンが湧き出して、興奮するのです(笑)
”周到な作者”は、そのことを知っていますから、「千」は、使いません。「万」を使います。
この物語は、リアリティ重視ですので、「千」を使っています。
……「三十騎あつめるだけでも、苦労している頼朝」を、描きたかったからです^^