概要
梅雨ちゃんのキスってこんなに甘いんだね
甘えたがりの「きい」甘やかしたがりの「梅雨」
パンセクシャルのふたりは友達以上恋人未満。水族館にいって、カフェにいって、一緒に映画をみて、柔肌に触れて、甘いキスをする。「きいちゃん大好き」「きいも梅雨ちゃんが好き」その言葉に嘘はない。ただお互いに帰る場所があるってだけ。すこし変わった家族と愛情のかたちを描いた、優しいおはなしです。
パンセクシャルのふたりは友達以上恋人未満。水族館にいって、カフェにいって、一緒に映画をみて、柔肌に触れて、甘いキスをする。「きいちゃん大好き」「きいも梅雨ちゃんが好き」その言葉に嘘はない。ただお互いに帰る場所があるってだけ。すこし変わった家族と愛情のかたちを描いた、優しいおはなしです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!わたしというただひとりの《セクシャリティ》
ジェンダー論が社会現象を起こし、男女だけではないセクシャリティマイノリティが話題になったのはいつ頃からだったでしょうか。
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー等、多様に分類され、認識されています。
この小説の「きい」こと柚稀は、女でありながら女が好き。けれども男になりたいわけではなく、男を愛せないわけでもない。いわゆる、パンセクシャルにあたるのだけれど、彼女はただ、これが《わたし》だと表現します。どんな枠組みにもあてはまらない。《わたし》というただひとりのセクシャリティ。だからこそ、なにかにあてはめて理解するのではなく、《わたし》を知りたいとおもってくれる誰かをもとめています…続きを読む