概要
運命の光は刃となって貴方を貫く
冷たい夢を見ていたクラリッサは、乱暴に起こされて衣服をはぎ取られ、日の出前の暗い中泉の水で清められた。薄い服一枚着て「さあ、祈りのお時間です」って、どういうこと? わたしが「星の乙女」聖女だなんて知らない! 今までのすべてを忘れていたクラリッサは役立たずとして王の前へ引きずり出される。その顔を見た途端、胸の聖剣が砕け、破片が王を傷付けてしまう。罪人として「星の塔」を追い出され、恐ろしい巨大な狼フェンリルと土蔵に押し込められた。誰にも懐かない聖獣だって言ってたけど、もふもふで優しく温めてくれた、この子大好き! やがて役人がやってきて、正式に婚約を破棄すること、しかし元聖女ということで減刑され、聖獣とともに牧場に住むことが言い渡された。それから荷馬車に詰め込まれて移動すること半日、たくさんの牛馬
あなたに最高の幸運が舞い降りますように✨