【書籍版1巻発売中】かくして少年は迷宮を駆ける　　～勇者も魔王も神も殴る羽目になった凡庸なる少年の話～

成り上がり（主人公最強スキル持ち）ではなく、本物の凡人がゼロから頂点に成り上がるまでをリアルに描いた王道過ぎる異世界ファンタジー。

魅力は語り尽くせない程あるが、登場人物の描写がリアルで作者の技量が凄まじいことが分かる。

何よりも全てを『自分の為』であらゆる理不尽や壁を打ち破る主人公の活躍がカッコ良すぎる。

読むのを躊躇っている方は、今すぐにでも読んでください。絶対に後悔しないから。

どこにでもいる（？）、世界ではありふれている弱くて貧乏で不幸な長男が巻き込まれて、巻き込まれて、足掻いては泥沼にハマり、何処までも落ちていく。落ちた先で何を拾い、何を捨てるのか。
物語は長男の『気に入らない』を原動力に加速していきます。
読み応えたっぷりの作品です！

これでもかと詰め込まれながらも物語の邪魔をしない設定達に、他の作品ではなかなか見られないような特異な、魅力爆裂するキャラ達。そして、ある種王道でありながらも至高のストーリー。間違いなく今まで読んできた中で最高の小説。書籍化はされたからあとはコミカライズされてアニメ化されるだけ。その時が本当に楽しみで仕方ない。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（53文字）

物語に引き込まれました。読み終えた後の満足感、良かった。
まだ続いて欲しいと思う作品でした。

崖から転がり落ちて滝壺へダイブし激流を降って海に流れ着き海流に乗って地球の裏側まで辿り着いてしまったような勢いとスケール感のお話し。
そして登場する人達が1人ずつちゃんと生きています。作品は完結していますがずっと読んでいたいと思える素晴らしい作品でした。
作者様に感謝を、ありがとうございました。

凡人非才と評された少年が、
心に抱えた信条を武器に、困難に立ち向かい全力でぶち当たっていく素敵なお話。

世界観や人物の心情が事細かに記され　息づき　奥行を与え、物語にぐっとひきよせられます。
ウル達の小気味良い掛け合いには、毎回ニヤニヤしてしまう。
何気ない日常の中だけでなく、
切羽詰まった状況や息も切らさぬ時でさえも行われるのはもはや病みつきになってしまう。
又、諸所に作者の愛が感じられて、胸熱です。


様々な艱難辛苦を乗り換え、ウルが駆け抜けた道を思うと、とても喜ばしく暖かな気持ちで一杯である。

彼の行き先に幸いあれ。

完結に書籍化おめでとうございます！
この作品に出会った一年前、★の足りなさに思わずポチポチしたのを覚えています。
これ以上ボタンを押せないので筆無精も筆を取った次第。

キャラも世界観もしっかり創り込まれた骨太ファンタジーは読み応え抜群です。
特色としては主人公達の歩みの速いこと。雪だるま式に駆ける跳ねる。
シリアスの中でもキャラ達の小気味の良い掛け合いがいいアクセントになっていて、どんどん読み進めさせられます。

もし「ハーレム」タグで食わず嫌いしている方がいるなら、ちょっと待って！
私自身が「読みはするけど、あまり好きな要素ではない人間」なのであえて言及しようかと。
主人公の釣果は散見す…続きを読む

久々になかだるみすることなく完走しました。
キャラクターも戦闘描写もめちゃくちゃ面白かったです。
是非漫画化、アニメ化してほしいです。

まるで大作RPGのシナリオを読んでるような読み応えで
読者の期待に応える所は応えつつ、良い意味で裏切ってくれる展開と、物語のお約束はきっちりとこなしてくれるのは秀逸と言わざるを得ませんでした

書籍版と次回作に期待しかないです