完結に書籍化おめでとうございます!
この作品に出会った一年前、★の足りなさに思わずポチポチしたのを覚えています。
これ以上ボタンを押せないので筆無精も筆を取った次第。
キャラも世界観もしっかり創り込まれた骨太ファンタジーは読み応え抜群です。
特色としては主人公達の歩みの速いこと。雪だるま式に駆ける跳ねる。
シリアスの中でもキャラ達の小気味の良い掛け合いがいいアクセントになっていて、どんどん読み進めさせられます。
もし「ハーレム」タグで食わず嫌いしている方がいるなら、ちょっと待って!
私自身が「読みはするけど、あまり好きな要素ではない人間」なのであえて言及しようかと。
主人公の釣果は散見する地位や権力、金や力(チートとか)、ビジュアルをエサに釣糸を垂らして得るべくして得た魚ではありません。
足場が崩れて水没し、落下時に負った生傷の血に酔って来た肉食魚との死闘の結果のようなものです、実に…新鮮ですよ?
観ているこっち(読者)まで惚れさせてくる主人公の道程を、ぜひ味わってみて!