肉肉、野菜、米パンスープ、そして肉! ソレが男飯
ある日突然異世界に召喚された、若干歳のいった男三人衆。
それは『勇者召喚』なる儀式。
しかし召喚された三人は全員ハズレというとんでもない結果に、お偉いさんは大激怒。
そのまま城から放り出されてしまう。
それでも生きる為、彼等は『ウォーカー』と呼ばれる仕事に就く事に。
待ち受けるは山、森、ジャングル。
襲い来るは魔獣と呼ばれる猪、鹿、狼。
そしてサバイバル生活を余儀なくされる三人。
お金を稼ぐ為、食べる為、そして生きる為に。
三馬鹿は今日も狩りをする。
狩ったら食べる、食べる為に殺す。
彼らは勇者でも、お伽噺の主人公でもない。
だからこそ世界に変化を与えたりしない。
だがしかし、どこの世界に居ようとも生きる為にはお金が必要、仕事が必要。
生きていれば腹が減る。
だからこそ、彼等は今日もサバイバルを繰り広げる。
異世界の森の中で、“いただきます”と手を合わせる。
そんな事を繰り返しながら、男達は野外で今日も『男飯』を拵えるのであった。
ステーキ! 唐揚げ! 川魚の塩焼き! 米米野菜!
特別な料理は要らない。
これは、“男飯”なのだから。