戦闘の描写は、今までになくシャープで素敵でした。
陰惨な描写ではなく、ただそこには生と死が存在している。
淡々と死生観が描き切っていて、スッキリ読めました。
一本の大きな柱が物語を貫いていて、ブレ無かった。
そして、謎は謎のままでも説明が要らない事に驚きを隠せません。
そして、表題にもある辺境飯
このご飯の事柄が物語には外せない要素であると感じました。
食事また食材に対する執念とも言える主人公の拘りが、この物語の軸なのでしょう
首尾一貫、主人公が小さい事に拘らず、本質から目を逸らさず生き抜いていく、物語の破綻の影さえなく描き切った事に賛美を送りたいです。
日常の一コマ一コマに溢れる幸せと感謝の気持ちを、全編を通して綴っていただきました。
良い作品をありがとうございました。
ここからは、メタ的な感想です。
中年主人公も見慣れてきましたが、村長って斬新な立ち位置でした。
あと育成にしろチート開発にしても、作者様の迷いが見られてちょっと突き抜けた作品でなかったのは、少し残念でした。
ここまでやったなら、おじいちゃん主人公も、何編かあったらよかったかなと、感じました。後半、ちょっと急足な点が残念。
ですが、全編を通してホンワカした優しい作風と、食事に対する愛は、読んでいて癒し効果抜群でした。
私が読み始めたのは完結間際で、読了後は、もっと読んでいたいと素直に残念に思えた次第です。
今後も素晴らしい作品をお待ちしています。
お体ご自愛していただき、楽しんでご執筆していただければと思います。
乱文失礼いたしました。
文才のない私が初めて書くレビューで素晴らしさを全て伝える事が出来るとは思いませんが、この作品を少しでも多くの誰かに伝えたいと思う作品です。
主人公、その家族、周りの人々、登場人物が全員魅力的で、食べ物と村の平和のために奔走する そんなお話を作者様がとても丁寧に描かれています。
バトルものじゃなくてスローライフ系が読みたい、お腹のすくようなグルメものが読みたい、ギスギスしない優しい作品が読みたい 全ての期待に高次元で応えてくれます。
当初のタイトルであった「あれから40年」が作品のキーワードです。
ぜひ読んでこの作品の素晴らしさを共有してください。