淡々と進んでいき引き込まれる物語

戦闘の描写は、今までになくシャープで素敵でした。
陰惨な描写ではなく、ただそこには生と死が存在している。
淡々と死生観が描き切っていて、スッキリ読めました。
一本の大きな柱が物語を貫いていて、ブレ無かった。
そして、謎は謎のままでも説明が要らない事に驚きを隠せません。
そして、表題にもある辺境飯
このご飯の事柄が物語には外せない要素であると感じました。
食事また食材に対する執念とも言える主人公の拘りが、この物語の軸なのでしょう
首尾一貫、主人公が小さい事に拘らず、本質から目を逸らさず生き抜いていく、物語の破綻の影さえなく描き切った事に賛美を送りたいです。

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