巡る時代と、移り行く人の繋がり。その足もとに、いつもしば桜が。

大正から令和まで、生原家に生まれた女性たちを中心とした物語です。
中でも主人公は、櫻絵。祖母のフク、母のさくらか受け継いだ強かさで生きていきます。
強かとは言え、心身剛健ということはなく。嵐の只中を行くような人生に、めげることがありません。一度は躓きかけても、二度と転びかけても。必ず温かな光の射す方向へ、再び歩み始めます。

落ち着きのある美麗な日本語で綴られた文章。その中にも、登場人物それぞれのユニークさが描き出されます。
喜怒哀楽に満ちた世界が、この先どんな結末に向かうのか。楽しみに連載を追うことと致しましょう。

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