足掻けども、手も足も出ぬことはあるもの。過去も、今も。

耳につく童謡。しかし知るはずのないその唄を、香奈実は繰り返しに夢に見る。
体調の悪いのはそのせい——いや気の持ちようかも。悩む香奈実は、やがて倒れ伏す。

という状況から、主人公『服部 朔』は香奈実に関わり始めます。
彼女を悩ます唄は、歌詞もなかなかに気味の悪さを感じるもの。
それは誰かを、あるいは何かを明確に表しています。香奈実の関わった、かつてその土地に生きた人々の残滓を。

真実を服部くんと共に覗き見て、あなたは"正解"を答えられるでしょうか?
『つぼどん』は、どうすれば良かったのか。

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