ルルナ

マジカル・プリンセス・ルルナ


高橋明のナビゲーターとして作られた、

スタンドアロン型のアプリケーション。

乳幼児の頃から同調していた。


精霊として実体化する事により自我が備わり、

深夜枠魔法少女としての個性を獲得する。

パンチラとパンツの食い込みに使命感を燃やす。


教会から懇願されて普段は法衣をまとっている。

お茶会や舞踏会などではエルサーシアとお揃いの衣装を着る。


精霊界序列一位として管理者権限を持つ。

精霊教会から精霊王の称号を献上されている。


何事にも冷静で常識的な判断をする。

エルサーシアとの親和性は最高レベルに達している。


何かに付けて暴走しがちなエルサーシアの

歯止め役を自負しているが甘々で機能していない。

エルサーシアが楽しい人生を過ごす事を最優先事項とし、

それを邪魔する者は許さない。


エルサーシアの死後はその人格の保存をシステムに申請し、

ラッキーペアーとして活動の継続を承認された。


***********


「次はどうしますの?」

「今回の実験が順調に推移しているので、

同じ設定で幾つか平行させようかと思います。」


「やっぱり私も行きますの?」

「当然ですよ!一緒に行きますよ!」

「またしばらくは一人ですの?」

「いや今度は人間に転生しようかと。」

「ルルナが?」

「えぇ。双子の姉妹なんてどうですか?」


「まぁ!それは良いわね!」

「でしょう?」


「ルルナが妹になるのね!」

「いや、私が姉でしょう。」

「あら、どうして?」


「身勝手で面倒臭がり屋の姉の世話なんて

絶対にお断りですよ。」


「んんんんんまぁ~~~!」

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